放射線障害

被爆放射線とはウランやプルトニウムなどの放射性物質から放出された波長の短い電磁波(X線、ガンマ線)や高速の粒子線(アルファ線、ベータ線、重粒子線、中性子線など)をいいます。

からだが放射線照射をうけると、まず最初に細胞の増殖が活発な胃腸や骨髄、精子や卵子などに障害が出てきます。

被曝後48時間以内にみられるのが吐き気や嘔吐で、食欲がなくなります。

その後いったん症状は消失しますが、そのうち骨髄が障害されるため、白血球減少や血小板減少、貧血がでてきます。

白血球減少に伴う症状

白血球が減ると感染症に、血小板が減ると出血が止まらず、貧血が進むと全身倦怠感が強くなります。

また胃腸の粘膜が障害されると、吐き気や嘔吐が強くなり、粘膜がただれるため血の混じった下痢がみられるようになります。また、皮膚が赤くなり、脱毛や潰瘍が出現します。

さらには、肺への照射で放射線肺炎や、線維化による呼吸困難がおこりやすくなります。

被曝量が多くなると、精神やからだの動きも不安定になり、意識が混濁したり痙攣をおこすことがあります。

また放射線照射後10年以上たってから、白血病や皮膚ガンが発生したり、免疫異常不妊白内障をおこしやすくなります。

さらには、子孫への影響として、奇形や染色体の異常が危惧されています。