ステロイド

ストレス腎臓の上部にある副腎という臓器の皮質(外側の部分)で、コレステロールから作られるホルモンを副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)と呼びます。

このホルモンには鉱質コルチコイド(アルドステロン)と糖質コルチコイドがありますが、この糖質コルチコイドを治療薬として合成したものをステロイドと呼んでいます。

ステロイドは糖質や脂肪、電解質の代謝を制御する一方、強力に炎症を抑えるため、抗炎症剤として頻用され、また過激な免疫反応を抑えるため、アレルギーや膠原病の薬としてしばしば用いられます。

副作用とリバウンド

ステロイドホルモンはからだに不可欠のホルモンですが、治療薬として長期間服用していると、ステロイドをつくっている副腎そのものが次第に働かなくなる一方で、服用したステロイドがからだに大量に蓄積される結果、肥満・高血圧・糖尿病・骨粗鬆症などの副作用を惹き起こしてしまいます。

また突然使用をやめると、リバウンド現象といって、もとの病気が急に悪化してしまいます。このため治療の効果と副作用の両方を見ながらうまく使い分けする必要があります。

ステロイドホルモンは早朝分泌されますが、午後からは低下し深夜にはなくなってしまいます。したがって薬もそのリズムに合わせて服用することが望まれます。

またステロイドを大量に服用したとき現われる副作用は、細菌などの感染にかかりやすくなり、肥満と同時に顔が満月様になり、胃潰瘍・糖尿病・精神症状を起こしやすくなります。

また、長期間服用したため現われる副作用は、白内障・緑内障のほか、筋力低下・筋肉痛・高脂血症・高血圧・骨粗しょう症・副腎機能の低下などがあります。