キシリトール

トウモロコシ
キシリトールとは、トウモロコシの芯やワラに含まれるキシロース(炭素原子5個をもつ単糖類)から作られる糖アルコール(糖に水素が2個くっついたもの)の一種で、低カロリー甘味料です。

甘味は砂糖とほぼ同じくらいあり、甘味料として利用されるほか、溶けるときに熱を奪う性質があるため、食品の清涼感を出すのによく使われます。この特徴を利用してガムやキャンデーなどに使われています。

キシリトールのカロリーは3.0kcal/gで砂糖の4分の3と低く、しかも吸収の速度が遅いため、血糖が上がりにくい性質があります。

またインシュリンに影響を与えないため、糖分をコントロールしなければならない糖尿病の患者さんの点滴にも頻繁に使われています。

砂糖を摂った場合、糖をミュータンス菌が分解し、発酵させて酸を造りだします。そのまま放置するとその酸で歯のエナメル質が溶かされ、虫歯ができてしまいます。

一方、キシリトールではミュータンス菌による発酵はおこなわれず、酸は発生しません。

虫歯ミュータンス菌を弱体化する?

しかもミュータンス菌はキシリトールを取り込むことでエネルギーを使い果たし、弱体化します。これが虫歯の予防によいとされる根拠になっています。

また、キシリトール配合のガムを噛むと、その甘味によって唾液の分泌が旺盛になります。唾液の量が増えると、口の中を清浄化し、歯の成熟、石灰化を促進して丈夫な歯をつくることにつながります。

このため、フィンランドでは、学校での食事の後と寝る前に必ずキシリトール入りガムを噛むのが慣習になっています。

ただし、キシリトールには虫歯予防効果はあるものの、虫歯を治すほどの効果は期待できません。

しかもガムに含まれるキシリトールは、90%以上なければ虫歯は予防できないといわれますが、市販されているキシリトールガムは70%以下のものが多く、購入時注意が必要です。

またキシリトールは特定保健用食品にも選ばれていますが、大量に食べると下痢をおこすようになりますから注意が必要です。

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