性感染症(STD)

STDとは“sexually transmitted diseases“の略で、セックスによってうつる病気全体を指しています。

STD感染者の数はここ4~5年で急増し、国内感染者数は20代の男女を中心に600万人、毎年60万人が感染していると推定されています。

急増の原因としてセックスの多様化がとりあげられますが、同時に若者が性感染症の知識をほとんどもっていないことも挙げられます。

さらに、感染してもすぐには症状が出にくいため、知らないうちに感染者を増やしたり、自分の病状を進行させてしまうのも特徴的です。

女性のほうが性器の構造上、感染しやすく、男性にくらべ1.5倍から2倍の感染をおこすといわれています。

男女ともにSTDを放置しておくと不妊症やガンの一因になりますし、女性の場合は流産や早産をしやすくなるだけでなく、胎児・新生児へも感染をおこし、肝臓、心臓、肺、神経、眼などを痛める危険があります。

種類と症状

STDは主に10種類ほどみられますが、なかでもクラミジア感染症が最も多く、次いで淋菌感染症・性器ヘルペス・尖圭コンジローム・膣トリコモナス症が多くみられ、なかでも、淋菌感染症とトリコモナス症は著しい増加を示しています。

そのほか梅毒・B型肝炎・毛じらみ・膣ガンジタ炎・疥癬があげられますが、STDのなかで最も恐れられているのがHIV(エイズウイルス)感染症です。

検査は主に分泌物および血液、尿検査をおこないますが、簡単な診断の目安としては、膀胱炎を繰り返すときはクラミジア・淋菌感染症を、性器付近のかゆみ・痛みがあるときは毛じらみ・疥癬・性器ヘルペスを、性器付近に水疱・イボ・しこりが出てきたら性器ヘルペス・尖形コンジロームを、足の付け根にグリグリが出てきたら梅毒・ヘルペス・エイズを疑います。

感染は男女両方にまたがるため、治療はどちらか一方だけでは治りません。

両者が治療するということが不可欠です。

STDの撲滅に取り組むには、あらゆるメディアを通じ、若者に避妊用コンドーム着用のキャンペーンをおこなっていく以外、妙案はないように思われます。

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