ICU(集中治療室)

治療室
ICUとはIntensive Care Unitの略で、集中治療室と呼ばれる病院内の施設の1つです。

呼吸・循環・代謝などの働きが悪化し、全身状態が危機に陥った場合、24時間体制で治療するシステムです。

具体的には、入院患者の容態が突然悪化した場合や、救急患者で直ちに全身管理を必要とする場合、手術後の状態管理が必要な場合などが対象となります。

したがって症状が落ち着けば、ほどなく一般病棟に戻ることになります。

ICUは専門領域によって以下のような集中治療室に分かれています。

たとえば、

循環器の重症患者を対象にしたCCU
(Coronary Care Unit)
脳卒中患者を対象にしたSCU
(Stroke Care Unit)
外科手術直後の患者を対象にしたSICU
(Surgical Intensive Care Unit)
極低出生体重児や仮死新生児など新生児を対象にしたNICU
(Neonatal Intensive Care Unit)
救急搬送された重篤な小児患者を対象にしたPICU
(Pediatric Intensive Care Unit)
ハイリスク妊娠や切迫流産の可能性の高い妊婦を対象にしたMFICU
(Maternal Fetal Intensive Care Unit)

などです。

また、集中治療室に収容されたために、不眠・幻覚・妄想など精神的に異常をきたす場合があります。これをICU症候群と呼んでいます。

すなわち、点滴や医療装置に繋がれてからだが動かせないうえ、外界と遮断され時刻も分からない状態が続くため、「手術のあとICUに入れられているということは、死ぬのかもしれない」という恐怖に苛まれがちです。症状が増悪すると、幻覚・幻視・錯乱などの精神症状を引き起こすこともあります。

このため、からだの治療ばかりでなく、家族との面会など、精神管理面からも十分な配慮が必要です。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする