風疹

注射
風疹は「三日はしか」として知られ、風疹ウイルスが咳やくしゃみなど飛沫感染によっておこります。子供に多い病気ですが、大人でもかかることがあります。

症状は発熱と、赤くて細かい発疹が顔からからだや手足に広がりますが、3~5日くらいで消えてしまいます。

また発疹より先に、耳の後ろから首筋にかけてリンパ節の腫れるのが特徴です。

発疹が出現してから1か月以内に血液検査をおこない、風疹特異的IgM抗体が上がっておれば風疹の診断が確実になります。

我が国では約10年ごとに大流行がみられ、2006年4月以降は、1歳以上2歳未満の幼児には麻疹・風疹混合ワクチンを接種することになっています。

ただ2013年には神奈川県、大阪府などの大都市が非常事態を宣言するほどの大流行になりました。

妊婦への影響、先天性風疹症候群

とくに社会問題になるのは妊娠初期の女性が風疹にかかった場合です。

妊婦が風疹ウイルスに感染すると、同時に胎児にも感染し、出生後に後遺症をもたらす危険が大きいのです。

とくに心臓奇形(動脈管開存症や心室中隔欠損など)と白内障難聴が3大症状で、これを先天性風疹症候群と呼んでいます。

発生頻度は、妊娠4週までは50%以上、5~8週は35%、9~12週は15%、13~16週は8%とされています。

妊娠8週までの罹患では、白内障、心疾患、難聴のうち2つ以上が出現し、それ以降20週までは難聴だけのケースが多く、20週以降の罹患では、胎児に感染は起こっても、先天異常は出現しません。

このため妊娠する前のワクチン接種が大切で、接種後は2ヶ月間の避妊が必要です。逆に妊娠中のワクチン接種は避けるようにしてください。

風疹は一度かかると免疫ができて二度とかからないといわれますが、高齢や癌治療などで免疫力が落ちた場合などには、約5%のかたに再感染がみられています。

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