VPD(ワクチンで防げる病気)とは?

ワクチン
VPDとは、Vaccine Preventable Diseasesの略で、「ワクチンで防げる病気」の意です。

世界には、罹ると致命傷になるような感染症が数多くありますが、ワクチンが開発されているのはそのうちの一部に過ぎず、いまだに予防できない感染症(突発性発疹、ヘルパンギーナ、手足口病、りんご病、プール熱、マイコプラズマ肺炎など)が沢山あるのです。

ところが、せっかくワクチンがあるのに接種しなかったために、VPDに感染して死亡したり、後遺症に悩むひとが後を絶ちません。とくに乳幼児の時期にワクチン接種をうけ、VPDから身を守るようにしてください。

子どもたちがかかりやすいVPDには、次のようなものがあります。

B型肝炎 ロタウイルス感染症 ヒブ感染症(ヘモフィルス・インフルエンザ菌b型感染症) 小児の肺炎球菌感染症 ジフテリア 破傷風 百日せき ポリオ 結核 麻疹(はしか)風疹 おたふくかぜ 水疱瘡 日本脳炎 インフルエンザ ヒトパピローマウイルス感染症 A型肝炎 細菌性髄膜炎

VPDは小児だけが罹るわけではありません。2007年、全国の大学で麻疹はしかが集団発生しました。

麻疹のワクチン接種が進んだ結果、世の中に麻疹がみられなくなり、いったん獲得した免疫が弱まってしまったと考えられています。

麻疹の発生がない先進国では、麻疹を持ち込まれては大変と、ワクチン未接種の日本人を入国拒否する騒ぎになりました。

また、小児の細菌性髄膜炎を引き起こす「ヒブ」や「肺炎球菌」では、抗生物質乱用によって耐性菌が出現し、治療に難渋するケースがみられます。そのためにも、早めに予防接種を受けておいてください。