1. ひとには寿命がある・・・ヘイフリックの限界

医療私達は、60枚綴りで、1枚1~2年有効の“命の回数券”をもって生きていることが、ヘイフリック氏(カリフォルニア大学)によって唱えられました。

すなわち、人間は60回の細胞分裂を終えるとその生涯を終えるように、遺伝子にプログラムされているというのです。

人には寿命があり、120歳以上は生きられないという所以です。

ただこれはからだのすべての細胞に当てはまるのではなく、新陳代謝の活発な細胞では数日で新しい細胞と入れ替わっているのです。

ちなみに、腸の粘膜は4日、皮膚は28日、赤血球は120日、骨は90日で新しい細胞に入れ替わります。

これとは逆に、脳や心臓、筋肉などのように細胞分裂をしない組織もあり、ヘイフリック氏の学説は老化現象のすべてを説明できるというわけではないようです。

また命の回数券も年齢とともに一枚あたりの有効期限は短くなっていくようです。

この老化説に対しては、DNAやRNAなどの突然変異により老化が進むというエラー説、自分の細胞を誤って攻撃するため老化が進むという免疫異常説、フリーラジカルが核酸などと化学反応を起こし老化が進むというフリーラジカル説などがあり、寿命に関する研究は現在も盛んにおこなわれています。

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