15. 無形文化遺産・和食の特徴

EXO-L / Pixabay

ユネスコの無形文化遺産とは、その土地の歴史や生活風習などと密接に関わっている形のない文化遺産で、後世、その文化を保護し、守っていくべき価値があるものと位置付けられています。

したがって、無形文化遺産「和食」は、料理そのものに対しての評価でなく、まして高級料亭の料理ではなく、日本の伝統的な家庭料理を中心に、自然の恵み(八百万の神)に感謝しながらつくられる、食文化を指しています。

日本列島は南北に長く、四季が明確に分かれており、しかも温暖な気候に恵まれたため、各地に独自性のある食文化が育ちました。

今回、和食が無形文化遺産に登録された根拠は、主に以下の点に要約されます。

1.美しさ、季節の表現

季節の花や葉などで料理を飾ったり、季節に合った調度品や器を利用して、その季節に合った美しさ、季節の移ろいが表現されている。

2.新鮮な食材

南北に長い日本各地で、それぞれの四季に応じた旬の食材が用いられている。

3.優れた栄養バランス

牛肉、豚肉よりも魚を中心とした料理で、良質の蛋白質でかつ動物性脂肪が少なくなっている。低カロリーのわりに、栄養バランスのとれたヘルシーな内容となっている。

なかでも、一汁三菜を基本とするメニューは、もっとも理想的な栄養バランスがとれていると評価されました。

4.「行事との関わり」

お正月におせち料理を食べるなど日本食は年間行事と密接な関係を持っています。食文化が文化・コミュニティーの維持発展に貢献しているという点も高く評価されました。

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