長寿遺伝子を活性化する“レスベラトロール”

ワイン

ワインと心臓病

レスベラトロールとはポリフェノールの一種で、1939年、北海道大学の高岡道夫氏により、命名されたものです。

レスベラトロールは、サンタベリー(北欧の果物)やブドウ、ピーナッツ、アーモンドなどが、紫外線や外敵から身を守るために、表面の皮の部分に蓄えた抗酸化物質です。

1992年、フランスのセルジュ・ルノー博士が、高脂肪食を好むフランス人に心臓病死亡率が低いのは、ワインを飲んでいることが関係していると発表して以来、世界中でワインブームが起こりました。

その後、ワインに含まれるレスベラトロールが心臓病の予防に貢献していると考えられるようになりました。

フランス人家庭の食卓には、バターやチーズ、脂の乗った肉料理と赤ワインが並べられます。

動物性脂肪の摂取量が多いにも関わらず、フランス人には動脈硬化の患者が少なく、心臓病の死亡率も低い(フレンチ・パラドックスという)のは、レスベラトロールが関与しているからだというわけです。

このようにレスベラトロールは動脈硬化を防ぐ作用が強いため、心臓病ばかりでなく、脳の血流量を増加させることで脳機能を改善し、ひいては認知症を予防する可能性が高いといわれています。

また、抗酸化作用により、肺癌や乳癌などのリスクを低減する可能性が報告されています。

さらに2003年には、レスベラトロールはサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)を活性化することが判明し、カロリー制限と同等の長寿効果をもたらすことが明らかになったのです。

しかしだからといって、レスベラトロールを摂れば、いくら食べてもいいということにはなりません。肥満による弊害がなくなるわけではないからです。

ただレスベラトロールは脂溶性なので、油を使った料理と摂る方が吸収されやすくなります。

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