睡眠の不思議

睡眠
脳は筋肉に比べ、約10倍という大変な量のエネルギーを使います。

このため、全身に必要な酸素の5分の1を必要とし、酸欠が数分続けば脳死に到ります。

また肉体の疲れは、からだを休ませれば元にもどりますが、脳は睡眠が足りないとたちどころに思考が鈍くなり、思考停止の状態になります。

睡眠にはカラダの休息といわれるレム睡眠と、大脳の休息といわれるノンレム睡眠に分けられます。

レムとは Rapid Eye Movement(眼球がキョロキョロ動く)の略です。

レム睡眠は全身の筋肉がぐったりして力が抜けているのに、眼球だけはさかんに動いている睡眠状態をいいます。

後頭葉の視覚野と眼球付近は活発に活動しています。

脳は十分眠っていないのか、脳波をみると、起きているときに近い波形を示しています。

脳幹から出たPGO波という脳波が眼球を動かし、同時に大脳新皮質にインパルスを送って夢をみさせているようです。

実際、レム睡眠では夢を見ていることが多く、脳は起きているが、からだは眠っている睡眠といわれます。

レム睡眠は昼間見たり・聞いたりしたことを一時的でなく、長期的な記憶としてとどめる働きをするといわれ、大脳を活性化するための眠りであるともいわれています。

一方、ノンレム睡眠は脳が眠る睡眠といわれ、からだばかりでなく、眼球運動も休みに入ります

だからといって、必ずしも夢をみないわけではありません。

ぐっすり眠る(ノンレム睡眠)と頭がすっきりして、脳の疲れが取れたという気分になります。

逆に夢ばかり見て睡眠が浅い(レム睡眠)というときには、頭がボーとして判断力が鈍くなります。

レム睡眠とノンレム睡眠ともに生存に不可欠といわれていますが、足りなければどこがどうなるのかは分かっていません。

寝入りばなの3時間には深いノンレム睡眠=熟睡が出現します。

その後は,浅いノンレム睡眠とレム睡眠の組み合わせとなり、それぞれの終りごとに目覚めやすくなるようです。

自律神経は「緊張の神経」と言われる交感神経と「リラックスの神経」と言われる副交感神経から成り立っています。

ストレスを感じると、交感神経が緊張し、これが続くと免疫力が低下してきます。

ところが睡眠中は、逆に交感神経の緊張がほぐれて副交感神経が活発になり、リラックスして免疫力が高まってくるといわれています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする