アダルトチルドレン

アダルトチルドレンとは

アダルトチルドレンは病名ではありません。

アダルトチルドレンとは、もともとアルコール依存症の親を持つ子供のなかで、親の愛情不足や虐待により性格がゆがめられ、普通に社会生活を送りにくい人々をさしていました。

その後アルコールとは関係なく、両親の冷え切った関係、別居、離婚、家庭内暴言、暴力、あるいは逆に親の過保護や干渉のしすぎなど、幼少期の環境が原因となって、人間関係がうまくいかないと悩む人々すべてをアダルトチルドレンと呼ぶようになりました。

しばしば「大人になりきれていない未熟なひと」という解釈がされ、いい年をして親のせいにするなという批判を浴びがちですが、これはマスコミの誤報によるもので、正しくありません。

比較的よくみられる症状

このように様々な背景で引き起こされる病状ですから、アダルトチルドレンのなかには全く逆の性格がみられることがあります。

そのなかでも、アダルトチルドレンに比較的多くみられる特徴には、次のようなものが挙げられます。

  1. ものごとを白か黒かどちらかに決めたがる。
  2. 反射的に自己防衛に走り、責任を逃れようとする
  3. 目に見えるものしか信じられず、よくないことがあると何度も繰り返すと思う
  4. マイナス思考になり、視野が狭くなる
  5. 相手の意志と関わりなく、自分の思い込みを優先する
  6. 他人を過大評価し、自己を過小評価しがちになる
  7. 客観的な見方ができにくい
  8. 極端な自責の念をもつ
  9. つねに受け身で、他人を喜ばせることを優先する
  10. 他人からの批評に過剰反応し、脅迫と受け止める

どう克服するか

アダルトチルドレンを克服する第一歩は、まず自分がアダルトチルドレンであることを認めることから始まります。

そしてもっとも重要なことは、客観的に自分を見つめなおす時間をもつことです。

それと同時に、相手の立場に立ったものの見方をする努力がどうしても必要になります。

こうすることで、自分の考えが偏ったものでないか点検することができます。

そのうえで、家族に対する憎しみや後悔にいつまでもこだわるのをやめ、前向きに今後どう取り組んでいくかを考えることができるといわれています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする