犬の血液型からみた日本人

オオカミ

縄文人と犬

縄文人がもっとも生活を共にしていた動物は犬でした。

ペットとして、また鹿やイノシシの狩りにも大いに活躍していたようです。

縄文時代の貝塚をみると、ほかの動物は食べた後ばらばらに捨てられているのに対し、イヌの骨はきちんと埋葬されているのです。

年老いたイヌや病死したイヌの骨も手厚く葬られており、縄文人の心優しき一面をみることができます。

イヌヘモグロビンをみると我が国ではほぼ全域に B型が大多数を占めています。

古い中国原産犬や台湾犬はB型で、縄文時代に南方から日本へ連れて来られたものと考えられます。

イヌヘモグロビンは突然変異によりBからA型が発生し、バイカル湖あたりでエスキモー犬、珍島犬が生まれたといわれています。

弥生人と犬

ところが弥生時代になると、弥生人は犬を埋葬しなくなります。

それは彼らが狩猟をやめ農耕生活を始めたため、犬を狩猟用でなく食用と考えるようになったからです。

弥生人にとって、犬は鹿やイノシシと同様、貴重な動物性タンパク源だったのです。

弥生人は中国東北地方から朝鮮半島を経て、新たに北方系のイヌを連れて渡来してきました。

中国東北部や朝鮮半島にいた犬は、遺伝子的に突然変異型の遺伝形質を持つことが分かっていますが、これらの遺伝形質は現在の日本犬にみられる突然変異型の遺伝子に酷似しているのです。

つまり縄文時代に南方から来た人たちに連れられて日本へきた犬は全国に広がりましたが、弥生時代に入って渡来人について朝鮮半島から北方系の犬が九州へ入ってきたものと考えられています。

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