石器からみた日本人

石器
旧石器時代とは石器だけで生活していた時代です。

これに対し、12,000年前、土器を造って食生活を始めてからを新石器時代と呼んで区別しています。

我が国では旧石器時代、まずナイフ型石器(20,000年前)があらわれ、のち細石刃(14,000年前)がこれにとってかわります。

ところが北海道、東北地方には細石刃が多くみられますが、ナイフ型石器はみられておりません。

じつは細石刃は25,000年前、バイカル湖あたりで生まれ、周辺に広がっていきました。

そして我が国には、14,000年前になってシベリアから当時陸続きだった北海道に入ってきたようなのです。

細石刃は楊枝のごとく尖った使い捨て用の細石で、動物の骨や角で作った槍やモリの先端に埋め込んで使ったようです。

細かい技工が施されており、我が国にも職人芸をもった縄文人のいたことが分かります。

これに対しナイフ型石器は北海道以外の全国に広がっていますが、西へ行くほど小さくなり、九州では特に小型ナイフが目立ちます。

この型は中国山西省や山東省にその原点がみられ、この地から20,000年前、陸続きに九州に入ってきたようです。

さらに付言すると、このナイフ型石器を本州最北端まで広めていったのは、主として南方から来た血液型O型の人たちだったと考えられています。

まず最初にナイフ型石器が中国経由で九州へ、ついで細石刃がシベリア経由で北海道へやってきたということになります。

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