骨からみた日本人

骨

旧石器時代

日本は土壌の酸性度がつよいことから骨が残りにくいため、旧石器時代の遺跡から人骨が見つかることは稀です。

沖縄の採石場から発見された9体の湊川人は偶然石灰岩にガードされたため保存され、我が国で最も古い1万8千年前の人骨とされています。

その特徴は150cmと小柄で、上半身が華奢であること、頭は縦に短く前後に長くなっており、眉間が出て顎は奥まり彫りが深いくなっており、インドネシアのワジャク人に近いといわれています。

インドネシアあたりにあった大陸スンダランドから、海岸沿いを北上し沖縄へ入ってきたものと考えられています。

縄文人骨は全国で5,000体以上が出土していますが、大多数は海岸地帯の貝塚からみつかっています。

縄文時代

縄文時代の人口は9割以上が中部地方以東に集中し、西日本の人口密度は極めて希薄でした。

彼らの頭の形は当時としては大きく、現代人のように丸い形でなくラグビーボールのような形です。

顔は全体的に高さが低い割に横幅が広くなっています。

頬骨は横に張り出し、顎のエラも発達しており、顔全体は四角くごつい感じをしています。

眉間や眉の部分が突出し、鼻の付け根は引っ込んでいますが、鼻梁は高く、眼窩は直線的で四角形に近い形です。

また縄文人の第1臼歯は大型ですが全体に歯は小さく未発達で、スンダランド(東南アジア)の人々の歯に似ています。

歯の擦り減りかたが激しいことや、顎のエラが張り出していることから、縄文人は現代人に比べ、はるかにものを噛むことが多かったようです。

弥生人

一方弥生文化が始まった北九州・山口地方から出土した渡来系弥生人の骨は平均164cmとかなり長身です。

一見してのっぺりした面長で、眼窩の上縁は丸みを帯び、眉間は平らで鼻根部も扁平です。

肘と膝から先は短い胴長短足の傾向がみられます。

弥生人の第1臼歯は小型ですが前歯が発達し、全体に歯は大きいが顎は小さく、北アジア人に類似しています。

縄文人にくらべ、固いものを噛むことが少なくなったことが分かります。

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