C型慢性肝炎の主な治療法

原則としてまずC型肝炎ウイルスを体から排除するのを目指す治療法が選択されます。以前はインターフェロンと呼ばれる薬を使った治療が中心でしたが、最近ではインターフェロンを使わない「インターフェロンフリー治療」が主流となっています。

インターフェロン治療とは

インターフェロンとは、本来私たちの体の中で作られる蛋白質であり、体の防御機構を活性化させることでC型肝炎ウイルスの排除を目指します。注射薬のインターフェロン1剤だけではウイルスの増殖を抑える効果が不十分だったため、その後リバビリンを併用、さらにウイルスに直接作用する第3の経口新薬(DAA)を併用したインターフェロン3剤治療法が開発され、治癒率は80%台まで向上してきました。

しかしながら、インターフェロン治療は、発熱、食欲不振、味覚異常、貧血、血小板減少、倦怠感、湿疹、間質性肺炎等多くの副作用に悩まされるケースが後を絶ちませんでした。

インターフェロンフリー治療とは

このような状況の中で、2014年、ウイルスに直接働いて増殖を抑える「抗ウイルス薬」「ダクルインザ・スンベプラ」がつくられ、治癒率が従来よりも高く、副作用が極めてすくない画期的な治療薬が登場しました。

翌年にはNS5A 阻害剤とNS5B阻害剤を組み合わせた「ハーボニー」が出現しました。この薬は、治癒率が100%に近く、普及していますが、心臓疾患や腎臓疾患の患者は適用に注意が必要です。

最近ではNS3阻害剤とNS5A阻害剤を組み合わせた「ヴィキラックス」や「ジメンシー」などの治療薬が相次いで登場し、効果はハーボニーとかわりませんが、腎疾患患者にも適用しやすいのが利点です。

これらのインターフェロンフリー治療は、いずれも治療期間は3~6ヵ月です。

肝庇護療法とは

このほかの肝庇護療法としては、つぎのような飲み薬があります。

グリチルリチン配合剤

肝臓の細胞膜を強化し、肝細胞の破壊を防ぐ作用があります。

ウルソデスオキシコール酸

肝臓の血液の流れをよくし、または肝臓にエネルギーを蓄積することによって肝機能を改善します。

重い副作用はほとんどみられません。

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