B型肝炎の予後

おとなが医療従事者の針事故などによる感染、刺青やピアスでの感染、セックスによる感染などでB型肝炎ウイルスに感染すると1~6カ月の潜伏期間をおいて発症しますが、最終的には、ほとんどの人が完全に治ります。

このようにB型肝炎の場合、急性肝炎から慢性肝炎へ移行することはほとんどなく、乳幼児期に感染したB型肝炎ウイルスのキャリアから発病し慢性肝炎となるのが大半です。

これをB型慢性肝炎とよび、このうちの10%は肝炎の状態が進行して肝硬変や肝細胞癌へ進んでいきます。

ただし、C型肝炎では肝硬変になってから肝臓癌を発症してくることが多いのに対し、B型肝炎では症状が軽く、肝硬変になっていないにもかかわらず肝臓がんを発症してくることが多いのです。

これはB型肝炎ウイルスがDNA遺伝子を持っているため、容易に肝臓の細胞核の中へ組み込まれ、癌細胞に変わりやすいのです。

そのためB型肝炎の患者さんでは、肝硬変を発症しなくても、肝臓癌を発症しやすいのです。

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