第1の治療薬 “5ASA製剤”

内視鏡検査風景5ASA(アミノサルチル酸)は炎症性細胞から放出される活性酸素を消去し、ロイコトリエンの生合成をおさえて、大腸粘膜の炎症を抑える潰瘍性大腸炎の切り札ともいえる薬剤です。

現在、サラゾピリンとメサラジン(ペンタサ、アサコール)の2種類があり、サラゾピリン(SASP)からスルファピリジン(SP)を取り除いた有効成分が、メサラジンです。

サラゾピリンの副作用(約30%)はメサラジン(約10%)にくらべ明らかに多くみられますが、その原因はスルファピリジン(SP)にあるといわれています。

したがってメサラジン(ペンタサ、アサコール)が推奨されるべきですが、実際にはサラゾピリンからメサラジンに変更すると、潰瘍の悪化するケースがあり、サラゾピリンを廃止するわけにはいかないのが現状です。

サラゾピリンの副作用は、肝臓障害、発疹、男性不妊、溶血性貧血、無顆粒球症、尿・汗の着色、吐気、胃重感と多彩ですが、メサラジン(ペンタサ、アサコール)の副作用は、嘔気、下痢、頭痛、発熱、皮疹、白血球減少、血小板減少など重篤なものはあまりありません。

なお、5ASAで治療効果がみられないときは、早めにステロイド薬を追加します。

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