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四季雑感

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コマーシャル雑感

テレビは見るばかりが能でない。目をつむり、耳を澄まして聞くのも一興だろう。 特にコマーシャル(CM)で、そうおもう。 もともと視聴者は、見たくもないものを仕方なく見てあげているんだという不遜な立場にいる。 ...
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無意識のなかで

最近あおり運転のニュースが話題になることが多い。 実にたわいない理由で、かっとなってあおり行動に出ているのを見ると、潤いのない乾燥した世相のためか、もともと堪忍袋の緒とはその程度なのかと考え込んでしまう。 考え事をしなが...
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籠の中の鳥

19歳で無期懲役の刑に服し、精神障害も患ったため、 80歳を超えてこのたび、出所を認められたというひとがいる。 60数年間は昭和年間に匹敵する。昭和という時代をこの目で見ずに、大正からいきなり平成の世に出てきたに等しい。 ...
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稀有な体験

地震で家が倒壊したのが、出掛けた直後だったとか、墜落した飛行機に乗り遅れたため九死に一生を得たなどというニュースを聞くたび、たまには、そんなことも起こりうるだろうとは考えるのだが、それが何度も繰り返すとなると、偶然だとはいえない何か...
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台風の目

台風はなにも最近になって来始めたわけではない。平安期の「扶桑略記」に台風襲来の記述があり、鎌倉期には博多に押し寄せた10万の元の大軍が、台風によって沈没している(弘安の役)。 昔から、わが国は台風とは切っても切れない間柄である...
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サッカーと私

姉が結婚すると聞いたとき、相手が会社員としか知らされなかったし、24,5なら結婚するのは当然だろうという程度の記憶しか残っていない。昭和45年ごろのことで、当時、自分は呑気な大学生だった。 結婚式に出て、義兄が日本代表のサッカ...
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士農工商の記憶

近年、明治という言葉を聞くことも少なくなったが、亡父はかろうじてその明治末年の生まれである。本人は格別それを誇りにしていた。 一方、母親は戦時下、女学校に勤務していたある日、喜々として帰宅した父親から、「結婚が決まったぞ」と告げら...
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旧き良き土佐は今?

いごっそう 最近は「いごっそう」がいなくなりましたと、土佐の友人から聞き及んだ。 いごっそうは異骨相とも書き、いかめしい風貌を想像するが、じつは見た目ではない。強烈な自己主張、筋を通す、容易に迎合しない、他人の話を聞かな...
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ツバメ問答

今年もツバメが飛来した。我が家の軒下にもやってきてガヤガヤとかまびすしい。すでに30年来の風景である。 古来、ツバメは稲の害虫を退治してくれる益鳥と教わってきたうえに、森の中に巣をつくらず、人家の軒下に居を構えるため、他の鳥たちよ...
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土地は誰のものか

加賀120万石、伊達62万石という。 一石はひとりが一年間に食べる米の量に相当するから、これに年貢率をかけると、どれほどの戦闘員を養えるかが計算できる。 つまり石高は大名の財力だけでなく、保有する戦闘能力を誇示するものであっ...
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生態系のバランスについて

私たちは野山に出かけ、川のせせらぎや鳥のさえずりを聞くと、なんと自然は美しく調和に富んでいると心豊かになるのであるが、本当は事実から目をそらしているだけで、自然がそんな善意で動いていないことは、誰もが承知している。 食物連鎖で植物...
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視るということ

40年前の非常識は、今や常識であるというはなしである。 当時、初期の胃癌には盛り上がるものとへこむものがあるというのに、初期の大腸癌には盛り上がるものしかないといわれていた。 どうも変だなと誰もが思っていたが、内視鏡検査をし...
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有馬温泉

周囲の人間が有馬はよかったと口を揃えて言うものだから、お遅ればせながら出かけることにした。 どこが気に入ったのかと問うと、温泉以外何もないのがいいという。 住民ぐるみで、ひなびた風情を温存しようとしているのが良いということら...
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ヒーローの条件

はやぶさの計画が順風満帆に終わったなら、世間はこれほど大騒ぎしなかったに違いない。 なにしろ、幾多の危機を乗り越え、首の皮1枚つながった状態で、宇宙から帰還したのである。 遠くへ旅に出た子が、艱難辛苦を経て無事帰宅を果たそう...
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敵の懐に入る

昨日の全日本剣道選手権大会は見応えがあった。 決勝の内村・高橋戦である。 小柄の内村は長身の高橋に向かい、開始早々揺さぶりをかけた。 面を取ってくれといわんばかりに、相手の懐に飛び込む無謀を繰り返した。 竹刀さば...
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自殺のはなし

このところ毎年、自殺する人の数が約3万人とほぼ横ばいだという。 自殺未遂者はさらにその10倍以上という。 ともかく10年間、だれが決めたわけでもないのに毎年3万人ずつ自殺するというのだから、奇妙だと思わないわけにいかない。 ...
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憑依するひとびと

若い頃山が好きでよく登った。 ひとりうっそうとした森の中を歩いていると、まわりに何かいるような気配を感じた。 人ではない。 言葉に表しにくい山の精ともいうべきなにかである。 縄文時代の人口はたかだか50万である。...
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もはや住むべき土地はないか

久しぶりに地球儀をみて、あらためてわが国の狭小なることを思った。 その狭き土地のことである。 都会では、目の覚めるような高値で平然と売りに出されているが、住むべきところはもう僅かだと聞くと、なんとしても欲しくなるものらし...
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四国にも霊山あり

松山市の郊外久万高原から車で面河渓谷に向かい、30分ほど九十九折りの山道を登りきると、突然視界が開けて四国カルストの台地に到着する。 放牧された牛たちの間延びした動きに、下界ですり減らした神経の愚かさを恥じながら山荘に腰を落ち着け...
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ときには死生観も

死生観に関する論客を見渡す限り、故キュウプラロス氏ほど光芒を放つ人物はいないとおもわれる。 彼女は若い頃、第2次大戦後の被災者救護のため、国際ボランチア奉仕団にはいり、ポーランドのマイダネク強制収容所に出向きます。 ここで、...
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死後の世界をみたか

インターネットで誘われ見知らぬひとと集団自殺を図るという。 いかなる情報も安易に入手できる社会の生んだ悲劇といえるが、“死にたい”と“死ぬ”には大きな隔たりがあって、“死にたい”ひとが集まってはじめて、思い切って“死ぬ”へ近づくよ...
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戌年となり

街で見かける犬についてである。 年が明け、いきなり面目をほどこしたかの如き扱われようである。 かれらも戸惑いを隠せないが、なんの数日のことである。 すぐ平穏な日々に戻る。 まわりには数多くの動物がいるが、ひとに最...
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証人喚問

耐震強度偽装問題のことである。 昨日の証人喚問を聞きながら、口語と文章語のへだたりを嘆息した。 設計を依頼したひと。設計をしたひと。それを許可したひと。建てたひと。それを売ったひと。 ことごとく証人となって、なお犯人は...
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判官びいき

NHKのドラマの高視聴率をみると、今でも義経人気は相当のものらしい。ともかく、わが日本の生んだ初めてのヒーローである。 しかし、ヒーローともなれば突如として歴史の舞台に現れ、大衆の熱望する夢を一挙に叶えるという大活躍をしなければな...
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恐るに足らず近所の目

どんな社会でも、ひとりで生きてはいけぬから、まずは隣人を頼るのが世の常であった。 ところが、終夜開いているコンビニやスーパーが氾濫したおかげで、隣家の助けを求めることなど、ついぞ絶えて久しくなった。 さらに加えて、知らな...
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