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熱中症  | 浦岡胃腸クリニック

HEALTH

健康ミニ知識

熱中症 

dsc00029熱中症は高温のもと(炎天下、閉め切った部屋、温泉など)でおこる病気の総称をいいます。
症状の程度に応じ、①熱痙攣、②熱疲労、③熱射病に分けられます。
熱痙攣は筋肉の痙攣、熱疲労は脱水症状、そして熱射病は体温の調節が出来ず意識障害を来たす状態をいいます。

1.熱痙攣

大量の汗をかいた後、水分だけを補給すると塩分が不足し、四肢・腹部に痙攣(こむらがえり等)がおこるようになります。
基本的には風通しのよい日陰など涼しい場所で休ませます。
また、氷嚢(ひょうのう)などでわきの下、首のまわり、脚の付け根などを冷やします。
意識がはっきりしていれば、水分補給(スポーツドリンク)も行います。

2.熱疲労

高温下で大量の汗をかくため、高度の脱水症状(めまい、頭痛、吐き気・嘔吐、疲労感、虚脱感、失神など)がおこってきます。
しかし発汗による熱の放散があるため体温は上昇しません。
まずは涼しい場所で休ませるとともに、氷嚢(ひょうのう)などで冷やします。
脱水の治療には時間がかかるため、医療機関で生理的食塩水や乳酸加リンゲル液の点滴静注が必要になります。
熱疲労は次の熱射病の前段階ですので、熱中症はここでくい止めなくてはいけません。

3.熱射病

視床下部で、体温を正常に保とうとする機能が低下するため汗が出なくなってしまいます。
こうして発汗が止まると熱が体内に籠もり体温が40℃以上に上昇します。
通常、意識障害を伴いますが、そのまま放置すると、播種性血管内凝固症候群(DIC)や横紋筋融解症そして多臓器不全をひきおこして死の危険を招くことになります。
ただちに集中治療室に収容し、身体を冷却し、電解質の補正、抗けいれん薬、筋弛緩薬の投与、消費性凝固障害に対する治療などを集中的に行う必要があります。
日射病とは熱中症のうち、炎天下、太陽光を浴びすぎて、めまい、頭痛、吐き気・嘔吐、虚脱感、失神などをおこしたものをいいます。

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