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食道アカラジア | 浦岡胃腸クリニック

SHOKUDOU

食道の病気

食道アカラジア

食道下部にある食道括約筋は、食道から胃へと食べ物を流す働きと、食道に食べ物を逆流させない働きを調節しています。
この筋肉にあるアウエルバッハ神経叢と呼ばれる神経が障害されると、括約筋が収縮したままになり、食道から胃へスムーズに食べ物を流せなくなってしまいます。
 
こうして、食物が常に食道に溜まり、流れにくくなった状態を“食道アカラシア”と呼んでいます。
このため食道炎をおこしたり、食物が誤って気管に入り肺炎をおこすこともあります。
 
診断はX線造影や内視鏡検査が主ですが、下部食道括約部の圧力の程度を調べる食道内圧検査が行われることもあります。
 
治療は、現在のところ下部食道括約筋の収縮、弛緩を改善する薬がないため、短時間作用
型のカルシウム拮抗薬や亜硝酸薬で食道括約部の圧力を下げる方法がとられています。その他には、ビタミンB12や漢方薬も用いられています。
 
薬で症状がとれない場合は、内視鏡を用いて下部食道括約部を広げる「食道ブジー」と呼ばれる治療がおこなわれます。
 
さらに最近、内視鏡を用いた内視鏡的筋層切開術(POEM)と呼ばれる低侵襲の手術法が開発され、注目を集めています。
なお重症の場合には、腹腔鏡を用いた外科手術が選択されています。

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