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糖尿病の運動療法 | 浦岡胃腸クリニック

TOUNYOU

糖尿病

糖尿病の運動療法


運動療法は、食事療法、薬物療法と並んで、糖尿病治療のもっとも有力な手段です。
しかし糖尿病の状態によっては運動療法を控えたほうがよい場合もあります。
2型糖尿病で、合併症がなく血糖コントロールが安定している人や、合併症があっても程度が軽ければ、ぜひ運動を続けてください。
しかし、糖尿病の合併症、とくに糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害がある場合には、運動がかえって病状を悪化させることになります。
また、何らかの原因で血糖が高くなり、尿ケトン体の出現や、血中ケトン体が上昇した場合にも運動は控えてください。
また、1型糖尿病は、インスリンの絶対量が足りないため、運動がすぎるとバランスがとりにくく、かえって低血糖や高血糖の原因になってしまうことがあります。
従って、基本的には、治療としての運動の効果は、あまりないともいえます。
ただ、小児の場合は、あまり運動を制限すると心身の健全な発達を妨げてしまいます。
主治医に相談しながら、運動やコントロールのやり方を決めてください。
ウォーキングところで糖尿病の治療としてもっとも効果的な運動は、酸素を十分に取り入れて行う運動、いわゆる有酸素運動(エアロビクス)です。
多少息切れはするものの、隣の人と話しながら続けられる程度の運動ということになります。
具体的にはウォーキング、ゆっくりしたジョギング、サイクリング、水泳などです。
これらの運動を、1日に30~60分程度週3~5回というのがベストです。
また運動最適時間が食後1~2時間目というのは、血糖がもっとも高くなる時間帯だからです。
また、運動の効果は翌日くらいまで持続するので、1日おきにしても、インスリンの効き目を高める効果は持続します。
運動は、20分以上続けることが効果を高める秘訣です。
これは、運動を始めて15分を境に、エネルギー消費の比率が、血糖中心から脂肪中心へと移行するためです。
10分程度で中断するだけでは、血糖は下がっても脂肪は減らないので、運動療法としての効果は半減します。
また運動を行うときは、ゆっくりスピードを上げていき(ウォームアップ)、終了時にもゆっくりスピードを下げていくようにします(クールダウン)。
運動は長く続けて初めて効果がでてきます。
糖尿病や肥満症の場合でも、運動療法の目的は、必ずしも毎回の運動で直接ぶどう糖や脂肪を燃やすことではありません。
長期的な運動で筋肉量や筋肉を流れる血液の量を増やし、またその他全身の細胞を活性化することでエネルギー消費を円滑にすることが目的です。
長く続けることのできる無理のない運動療法を心がけてください。
まとまった時間がとれないかたには、通勤時間や買い物の時間を利用して運動することをお勧めします。
車での利用を控え、2km以内なら歩くようにしましょう。
3~5kmなら自転車を利用しましょう。
また、公共の交通機関を利用すれば,乗り換えのときの歩行や階段の昇降もよい運動になります。

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