健診で腹部超音波検査をうけたときに、偶然胆石を発見されることが多いため、腹部超音波検査が第1選択となることがほとんどです。
ただし胆嚢が萎縮して小さくなっていたり、石が胆嚢の出口付近にあって、見えないことがあります。
また総胆管結石では胆管拡張がみられるものの、結石エコーは60%程度しか描出できません。
したがって診断困難な場合には、以下のような検査が追加されることになります。
腹部超音波検査
腹部CT検査
石灰化胆石やコレステロール結石の診断に強く、肝内結石の広がりや膿瘍をおこしていないかなどの診断に有力です。
MRCP(MRによる膵胆管造影)
超音波検査の弱点である総胆管結石の診断に強く、従来のERCPにくらべ無痛性の楽な検査です。
ただし検出能は90%以上ではあるものの、結石の大きさは3mmまでが限界となっています。
ERCP(内視鏡的逆行性膵胆管造影)
PTC(皮膚・肝臓を経た胆管造影)