正確には痔と言う病名はなく、痔核(いぼ痔)と裂肛(切れ痔)、痔ろうの3つの総称です。
肛門と、直腸下端の周辺には 、血管が多く集まっている部分があり、その血管が膨らんで、こぶ状になったもの(静脈瘤)を痔核(いぼ痔)と呼んでいます。
肛門から少し入った歯状線より奥にできるものを内痔核、外側にできるものを外痔核と呼んでいます。
痔核は、便秘などによるいきみや腹圧による肛門部への刺激、また長時間の座りっぱなしや立ちっぱなしの生活が続くことによる血行障害(肛門部のうっ血)によって発生します。
外痔核部分のみが腫れているものを血栓性外痔核、内外痔核共に腫れて痛むものをかんとん痔核と呼びます。