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結核のはなし

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我が国の結核の問題点

昭和年代には中高年のかたがたの多くは、いつの間にか結核菌に感染し、自然に抵抗力(免疫)を得ていました。 ところが現在、自然環境が整備されたおかげで、中年以下の若者の多くは、結核に感染する機会がなく、抵抗力もありません。 いまや日本社会は、結...
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結核の治療とは?

現在では結核と診断されても、4種類の薬を6~9ヶ月間毎日きちんと服用すれば必ず治るといわれています。 痰の中に菌が出なくなれば、外来での治療が可能となります。 しかし結核菌は強力な菌なので、長期間、薬を飲み続けなければなりません。 このため...
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BCGとは?

BCGはウシ型結核菌を培養してつくられた細菌、カルメット・ゲラン桿菌(Bacille de Calmette et Guérin)の頭文字をとったものです。 一般には結核菌に対するワクチンを「BCG」と呼ぶ習慣になっており、毒性を弱めた結核...
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ツベルクリン反応とは?

一般にツ反とよばれているものです。 結核菌の”ある成分”(ツベルクリンというたん白質)を注射しますと、人体は結核菌が侵入したと思ってアレルギー反応を起こします。 この反応を利用して結核感染の有無を調べるのがツベルクリン反応検査です。 日本で...
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結核の診断はどうするのか?

まずツベルクリン反応で結核に感染したかどうかを判定します。 結核菌に強く感染しておれば、発赤は大きく広がり、全体が硬くなります。 しかしBCG接種によっても同じような変化がおこるため、ツベルクリン反応が結核菌の感染によるものか、BCG接種に...
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結核に感染しても発病する人としない人がいるわけ

結核に感染しても必ず発病するわけではありません。結核菌が体内に入ると通常は免疫機能が活発化して菌の増殖を抑えます。 つまり結核菌に対する抵抗力(免疫)が作られ、菌を封じ込んでしまうのです。 こうして結核菌は完全に死滅しないまま、肺の中で冬眠...
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どうして結核にかかるのか?

痰の中に結核菌を出していない場合には、まわりの人に感染する心配はありません。 大量の結核菌が痰の中に出ている(排菌している)患者さんの咳により、結核菌が空気中に飛び散り、周りにいる人がそれを吸い込んで感染します。 しかしたとえ結核菌をまき散...
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肺結核 どんな症状がでるのか?

肺結核も最初のうちはカゼにそっくりな症状です。 ただ、いつまでもせきやたんが止まらず、微熱が続きます。 そのうち、だるさ、寝汗、胸の痛みといった症状が出現し、さらに病状が進むと血痰がでたり、喀血したりします。
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結核はどこに発生する病気か?

結核菌は主に気管支から肺に入って炎症をおこします。 肺から肺の表面に炎症が広がると、胸膜炎(以前は、肋膜ともいった)をおこし、肺炎が進むと化膿して空洞をつくり、難治となります。 肺のほかには首のリンパ節(以前は、るいれきともいった)など全身...
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今なぜ、結核なのか?

戦後、世間ではあたかも消滅したかのように思われていた結核が、近年増加に転じ、世界中を慌てさせています。 2004年の結核による死者は開発途上国を中心に320万人と過去最大で、1年間に発生する結核患者は800万人に上っています。 我が国でも、...