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腸の病気

肛門

腸の病気

便失禁(便漏れ)をどうするか

高齢になると肛門内側の筋肉が衰え、知らないうちに便が漏れることが多くなります。とくに認知症、脳梗塞、糖尿病の患者さんには頻繁にみられます。 また、直腸癌や痔核の手術、お産のあと等には、肛門外側の筋肉が衰え、便意が出てもトイレに行くまで我慢で...
腸のはなし

小腸は免疫の司令塔

小腸にある特殊な機能 私たちは生きていくために食物を摂りますが、胃では塩酸による殺菌で食物の腐敗、発酵を防ぎ、小腸では大量の消化液で食物を分解し栄養分を吸収します。ついで大腸では、この残りかすに含まれる水分を吸い上げながら、固形の便をつくり...
新しいガン情報

ガンをひきおこすウイルスや細菌

ガン発生の原因のひとつにウイルスがあげられます。 最もよく知られたウイルスが、EBウイルス(エプスタイン・バーウイルス)で、ヘルペスウイルスの一種です。決して稀なウイルスではなく、成人に達するまでに、ほとんどの人が感染します。 ところが一部...
感染症

ヒトパピローマウイルス

子宮頸がんとウイルス 近年、子宮頸ガンの原因がヒトパピローマウイルスであることがわかってきました。 すべてのヒトパピローマウイルスが子宮頸がんの原因ではありませんが、16型、18型などのウイルスが最も可能性が高いといわれています。 ヒトパピ...
肛門の病気

肛門周囲がかゆいとき

肛門周囲がかゆくなる原因には、糞便による汚れが一番関係しています。 つまり便のなかには皮膚炎をおこす成分が含まれているのです。 ですから脱肛はもちろんのこと、痔核などのために便が十分ふきとれていない場合には、皮膚炎をおこしやすくなります。 ...
感染症

エイズ(後天性免疫不全症候群)

現在、世界のエイズ患者数は5000万人を超え、我が国でも公称は1万人ですがおそらく数万人にのぼるといわれています。 米国では、80万人以上がHIVに感染していると推定され、毎年4万人づつ増えています。 最もエイズに汚染されているといわれるア...
腸の病気

大腸の検査とは

便潜血検査 現在おこなわれている便潜血検査は、免疫学的便潜血反応といい、ヒトの血液なら微量でも反応し、しかも大腸からの出血のみを拾い上げるという検査法です。 大腸ガンは大量出血するということはなく、ガンと食物の摩擦によりガン表面から僅かに出...
肛門の病気

痔核(いぼ痔)とは

正確には痔と言う病名はなく、痔核(いぼ痔)と裂肛(切れ痔)、痔ろうの3つの総称です。 肛門と、直腸下端の周辺には 、血管が多く集まっている部分があり、その血管が膨らんで、こぶ状になったもの(静脈瘤)を痔核(いぼ痔)と呼んでいます。 肛門から...
肛門の病気

痔核の症状

内痔核はもろいので出血しやすいのですが、知覚神経がないので痛みを感じないのが特徴です。 また、内痔核周囲の支持組織が弱くなって肛門外に脱出するようになったものを脱肛と言います。 脱肛は腫れていない状態の痔核がでることですから、血栓性外痔核や...
肛門の病気

痔核の治療

出血や痛みに対してはまず保存的治療を主にします。 肛門を清潔にして温め、便秘や下痢にならないように便通を整えます。 食事療法だけでは便通が整わない場合には、整腸剤や緩下剤を服用します。 それに加えて、坐薬や軟膏を使用し、症状に応じて鎮痛剤や...
肛門の病気

裂肛(切れ痔)とは?

肛門粘膜の切れたものが、裂肛(切れ痔)です。 硬い便の通過や強いいきみで、肛門が無理に広げられることにより起こります。 排便時と排便後に非常に強い痛みと真っ赤な出血が出ます。 繰り返すと肛門は狭くなり、ますます切れ易くなります。 裂肛が慢性...
肛門の病気

痔ろうとは?

肛門をわずかに入ったところ、直腸との境の小さな穴(陰か)に細菌が入り込み、トンネルをつくってそこが化膿した状態を肛門周囲膿瘍といいます。 肛門周囲が腫れて痛みますが、抗生物質などで炎症が落ち着いてくると痛みはとれ硬いしこりを触れたり、皮膚の...
肛門の病気

痔ろうの原因

痔ろうは次のような場合に発生しやすくなります。 1.下痢が長く続いたため、肛門腺に便が入りやすくなった。 2.排便時に強くいきむくせがある。 3.先天的に肛門陰窩が深い。 4.疲労やストレスにより肛門内の局所免疫が低下し、わずかな刺激で肛門...
肛門の病気

痔ろうの予防

痔ろうの予防には、次のような点に注意が必要です。 1.長く下痢をすると便中の細菌が増え、排便時に肛門陰窩へ圧力がかかる結果、液状の便が陰窩に入り痔ろうになるため、避けねばなりません。医師に相談して薬を処方してもらってください。 2.日頃、か...
大腸ガンにならないために

大腸ガンの症状

大腸ガンの70~80%は、肛門に近い直腸やS状結腸に発生します。 ここにガンができると、便に赤い出血やどろっとした粘液がでたり、便が細くなる・すっきり便が出ない・便秘がひどくなる・下腹部の鈍痛や腰痛などの症状をおこしてきます。 これに対し、...
クローン病の最新治療

クローン病の合併症

腸におこる合併症としては、狭窄のため食物の通過が悪くなります。 また、腸と腸同士がくっついてトンネルができたり、腸が膀胱や膣にもくっついて、トンネルをつくったりするため、膿が溜まったり、高熱がでる、腹痛がひどくなる、出血がひどくなるなどの症...
クローン病の最新治療

クローン病 発見のきっかけ

通常、原因不明の腹痛と下痢が始まり、ときに血便がみられたり、肛門周囲の痛みや痔核の腫れがみられます。 また、微熱や全身の倦怠感・体重減少のほか、関節の痛み、皮膚、目にも異常を感じることがあります。
クローン病の最新治療

クローン病の診断

小腸クローンはバリウムを飲んでおこなうX線検査で診断します。 初期にはアフタという浅いびらんが多発しているだけですが、潰瘍に進展すると、スキップした縦走潰瘍や偽憩室がみられるようになります。さらにひどくなると、狭窄や瘻孔といって周りの臓器と...
大腸ガンにならないために

大腸ガンで便秘するとき

肛門に近い大腸(直腸・S状結腸)にガンが発生したときは、便の通過が妨げられ、便秘を起こしてきます。 しかしガンが進行し、かなり大きくならなければ、便秘にはならないともいえましょう。
大腸ガンにならないために

便潜血陽性のとき

通常2日連続で検便をしますが、潜血反応が1度でも陽性になれば大腸ガンやポリープの可能性があるため、必ず精密検査を受けてください。 ただし、肛門のただれや痔が原因であることも多く、あまり神経質になりすぎてもいけません。
大腸ガンにならないために

大腸検査とはどのようなことをするのか?

大腸検査は、前日、あらかじめ下剤を飲んでいただき、腸のなかを空にしたうえで、肛門から内視鏡(カメラ)を挿入し、直腸から盲腸まで大腸全体(約160cm)を観察するか、肛門から造影剤を注入して大腸のX線写真をとるか2つの方法があります。 基本的...
クローン病の最新治療

クローン病 手術が必要となるとき

クローン病では極力手術を避けねばなりませんが、次の場合はやむなく手術が必要となります。 ただし、術後の接合部に再発する可能性が極めて高いため、手術は狭窄をとるだけの最小限の切除に留めるようにしています。 (1)狭窄で腸がつまったとき(2)ろ...
大腸ガンにならないために

人工肛門が必要になるとき

直腸ガンが肛門の近くに発生した場合、進行すると肛門近くの血管やリンパ腺にあるガンを取り除くことができなくなります。 このため直腸は肛門部まで切りとって肛門を閉じ、お腹に穴をあけて便の出口を造ってあげなければなりません。 人工肛門による合併症...
腸の病気

腸重積とは

腸重積は腸の一部が腸の中にめくれこんで望遠鏡の筒のように二重構造になる病気です。 腸は詰まって働かなくなり、腸閉塞の状態になります。 生後4カ月くらいの乳児から2、3歳にかけてよく発病します。 原因はまだはっきりと分かっていませんが、アデノ...