新しいガン情報 期待される光免疫療法(近赤外光線免疫療法) ここに癌細胞だけにくっつく物質(抗体)があります。これに起爆剤(IR700)を載せてからだに注入(静脈注射)します。すると、癌細胞は爆薬を載せた物質(抗体)で取り囲まれることになります。 この起爆装置に近赤外線(テレビのリモコンなど)を当て... 2018.02.05 新しいガン情報
便秘対策 どの便秘薬を選ぶべきか? 第1選択 酸化マグネシウム 便が柔かくなり、便通がよくなるうえに、腹痛など副作用が少ないという点で、「酸化マグネシウム」を用いることが多いようです。 マグネシウムは腸管内の水分が体内に吸収されるのを抑制しますから、腸管の水分が増加し、便を柔... 2017.10.26 便秘対策
医の倫理 臍帯血移植によるガン治療の意味 子供のころ学校の花壇で花の種を蒔き、芽を吹いて花が咲くのを観察したことがあるでしょう。花の種を見ているだけでは、とても咲きほこる花を想像することはできません。 ところで、血液にも種というべきものがあります。「造血幹細胞」というものです。その... 2017.09.04 医の倫理
健康ミニ知識 天然のやせ薬 短鎖脂肪酸 短鎖脂肪酸は炭素数6以下の脂肪酸を総称したもので、酢酸・プロピオン酸・酪酸など9個の脂肪酸からなります。 大腸のなかに水溶性食物繊維やオリゴ糖が運ばれてくると、腸内細菌が盛んにこれを食べて発酵する結果、短鎖脂肪酸が生まれます。 つくられた短... 2016.10.17 健康ミニ知識
免疫のはなし 臓器移植後の画期的免疫療法 生体肝移植と拒絶反応 1960年代の初めから開始された肝臓移植は、すでに世界で10万件を超えておこなわれています。とくに欧米ではごく一般的な医療として定着しており、その大半は脳死の提供者から施行されています。 ところが我が国では、欧米にくら... 2016.02.21 免疫のはなし
栄養ミニ知識 栄養素の基本情報 エネルギー源となる体脂肪 三大栄養素とは糖質、脂質、タンパク質をさしています。 炭水化物(糖質)は、最も小さな糖である単糖を組み合わせた有機化合物をいいます。 炭水化物は、その分子式が CmH2nOn で表され、一見、炭素(C)に水(H2O... 2015.11.18 栄養ミニ知識
健康ミニ知識 体脂肪を燃焼させるには 体脂肪を燃やす筋トレ 筋肉に負荷をかけて筋力を強化するトレーニングを筋トレといいます。腕立て伏せ・腹筋・スクワット・ダンベル体操など、瞬間的に強い力が必要な無酸素運動が中心になります。 このときはまず、筋肉に貯めておいたグリコーゲン(糖質)... 2015.11.18 健康ミニ知識
潰瘍性大腸炎の最新治療 潰瘍性大腸炎 第1の治療薬 “5ASA製剤” 5ASA製剤とは 5ASA(アミノサルチル酸)は炎症性細胞から放出される活性酸素を消去し、ロイコトリエンの生合成をおさえて、大腸粘膜の炎症を抑える潰瘍性大腸炎の切り札ともいえる薬剤です。 メサラジンとは 現在、サラゾピリンとメサラジン(ペン... 2015.11.07 潰瘍性大腸炎の最新治療
免疫のはなし 歳とともに衰える“免役力” 免疫 免疫とは、細菌やウイルスなど外敵からからだを守る防衛システムのことです。 私たちの身の回りには、細菌の他にもタバコの煙、大気汚染など、からだに悪い物質が溢れています。そのような中で無事に暮して行けるのは、私たちのからだに備わった免疫力... 2014.12.02 免疫のはなし
栄養ミニ知識 海のミルク “牡蠣(かき)” 牡蠣は「海のミルク」とも呼ばれるほど栄養価が高く、とくにタウリン・グリコーゲン・亜鉛が豊富に含まれています。 タウリンはアミノ酸の一種で、肝臓の働きを助け、心臓の興奮を抑えて血圧を安定化させ、血栓ができないように予防します。また体内の老廃物... 2014.07.27 栄養ミニ知識
高脂血症 コレステロールと中性脂肪のちがい からだについた贅肉の大部分は中性脂肪と呼ばれる脂肪で、皮膚の下について皮下脂肪、内臓のまわりについて内臓脂肪となります。からだの脂肪の9割が中性脂肪からなるため、ダイエットの対象になるのもこの中性脂肪です。 中性脂肪はからだを動かすエネルギ... 2014.05.29 高脂血症
医の倫理 救世主兄弟 病気の兄や姉の命を助けるのを目的に、免疫に関連する遺伝子型が兄姉と同一の受精卵から誕生した子を、救世主兄弟と呼びます。おもに白血病など血液の病気に対し、骨髄移植をして兄や姉の命を救おうというのです。 具体的には、人工授精を行ってできた受精卵... 2014.05.06 医の倫理
環境問題 プルトニウムの危うさ プルトニウムは自然界には存在しない元素ですが、原子炉内でウラン238の原子核に中性子を当てると、中性子が原子核に吸収されて「プルトニウム239」が生まれます。プルトニウム239はきわめて強い放射能と毒性をもった物質で、「人類が創り出した最悪... 2014.04.30 環境問題
健康ミニ知識 乳酸は疲労物質か? 再エネルギー源、乳酸 乳酸が疲労物質と言われるようになったのは、疲労すると血中に乳酸が増えるという事実に基づいています。 つまり激しい運動をすると、一時的に乳酸が筋肉に溜まります。乳酸は消費するのに時間がかかるため、しばらく筋肉内に残るので... 2014.04.29 健康ミニ知識
健康ミニ知識 疲労回復物質“イミダゾールジペプチド” 渡り鳥のオオソリハシシギのメスは、アラスカからニュージーランドまで、11,680キロを不眠不休で羽ばたき続けた大記録を持っています。同様に、マグロや鯨が何時間も休みなく遊泳できるのも驚異の現象でした。 最近そのパワーの源がイミダゾールジペプ... 2014.04.29 健康ミニ知識
栄養ミニ知識 コレステロールと中性脂肪の違い エネルギー源とならなかった中性脂肪の行方 食品に含まれる脂肪の大部分は中性脂肪で、からだを動かすエネルギー源として使われます。 食物として摂った脂肪が小腸で分解・吸収され中性脂肪になる場合と、摂り過ぎた糖質が、肝臓で中性脂肪に作り変えられる... 2014.03.31 栄養ミニ知識
核医学のはなし 放射線治療 放射線治療とは、X線やガンマ線,電子線などの電磁波をガン細胞へ照射することによって、ガン細胞を死滅させる治療法です。 細胞分裂を際限なくおこなうガン細胞は、正常細胞より放射線の影響を受けやすいため、放射線照射によりガン細胞を狙って死滅させる... 2014.03.07 核医学のはなし
再生医療 脂肪幹細胞移植で乳房をもとに戻せるか? 脂肪幹細胞は皮下脂肪のなかにあって容易に取り出すことができ、傷ついた組織を修復する機能をもつ幹細胞です。内臓脂肪にはありません。 ただ脂肪幹細胞は、幹細胞ではあるものの万能性はなく、脂肪のほかには骨・軟骨・筋肉・肝臓・血管への分化が確認され... 2014.02.24 再生医療
再生医療 再生医療の現況(2014) 再生医療とは、手足など体の一部が事故などで切断した場合、欠損した組織の回復をめざす医療分野です。 従来の工学技術による人工臓器では限界があり、他人からの臓器移植は移植適合性などの困難を抱えていることから、自分のからだの組織を用いた再生医療に... 2014.01.26 再生医療
新しいガン情報 ガンをひきおこすウイルスや細菌 ガン発生の原因のひとつにウイルスがあげられます。 最もよく知られたウイルスが、EBウイルス(エプスタイン・バーウイルス)で、ヘルペスウイルスの一種です。決して稀なウイルスではなく、成人に達するまでに、ほとんどの人が感染します。 ところが一部... 2013.12.29 新しいガン情報
核医学のはなし 進化する”CT” CT装置とは、X線管球が身体の周りを回転して、360°から撮影された情報を集め、それをコンピュータ解析してからだの輪切りの画像をつくる(CTスキャンという)装置です。 最初は時間もかかり、被曝量も少なくありませんでしたが、そのうち、1列の検... 2013.12.16 核医学のはなし
健康ミニ知識 プリン体 私たちのからだは定期的に細胞分裂を繰り返し、古い細胞が壊れ新しい細胞へ交換されています。この古い細胞が壊れるときには、細胞の核に含まれる核酸が肝臓で分解され、プリン体という物質に変わります。 プリン体という名はプリン環という共通の骨格(化学... 2013.11.15 健康ミニ知識
栄養ミニ知識 700種類の色素“カロテノイド” カロテノイドとは、植物や動物、微生物が持つ黄、赤、紫など700種類もの色素の総称です。 これらの色素は見て美しいためにではなく、強い光から自分のからだを保護し、植物にとってはクロロフィルとともに光合成に不可欠の材料になっているのです。 植物... 2013.09.18 栄養ミニ知識
健康ミニ知識 尿酸 尿酸は尿に排泄される酸という性質から命名され、通常は腎臓から老廃物として排泄されます。 ところがこの尿酸は血液に溶けにくく、しかも腎臓から排泄しにくいため、血中濃度7.0㎎/dlを超えると尖った小石のごとき結晶となって、足の親指の付け根や膝... 2013.07.28 健康ミニ知識
糖尿病 インスリン 膵臓のなかにはパラパラと砂をまいたように小さな細胞のかたまりがみられます。 大海のなかの小島という意で、ランゲルハンス島と呼ばれ、その島のベータ細胞から分泌されるのがインスリンというホルモンです。 糖尿病で血糖が上がると、ベータ細胞はフル稼... 2013.07.13 糖尿病