DAICHOUGAN

大腸ガンにならないために

大腸内視鏡検査の前処置とは?

 

大腸内視鏡検査では、検査4時間前に、軽い塩味の腸管洗浄液(ニフレックなど)2リットルを飲み、5~10回トイレにいって腸のなかを空にしていただきます。

この検査液は腸の中では全く吸収されないため、腎臓や心臓などへの影響がほとんどなく、安全な検査薬といえます。

たいていはそれで準備OKとなりますが、一度に飲めない方には、前日と当日に分けて飲んでいただくこともあります。

さらに便秘のひどいかたには検査前数日間、便秘薬を服用していただきます。

最近、新しい腸管洗浄剤(ビジクリア)が開発されました。

これは従来の腸管洗浄液と異なり、錠剤で飲みやすいというのがもっぱらの評判です。

要領は2時間余りをかけ、15分ごとに5錠ずつ、1回200mlの水分で、計10回飲んでいただくというものです。

水分は水のほか、お茶やジュースでも可という点が好評の原因になっているようです。

ただし小腸内で吸収されるため、心臓・腎臓・肝臓の障害が強いひとや高血圧の薬(ACE阻害剤)・腎結石溶解剤を服用中のかたには使うことができません。