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医の倫理

下痢

医の倫理

臍帯血移植によるガン治療の意味

子供のころ学校の花壇で花の種を蒔き、芽を吹いて花が咲くのを観察したことがあるでしょう。花の種を見ているだけでは、とても咲きほこる花を想像することはできません。 ところで、血液にも種というべきものがあります。「造血幹細胞」というものです。その...
腸の病気

便失禁(便漏れ)をどうするか

高齢になると肛門内側の筋肉が衰え、知らないうちに便が漏れることが多くなります。とくに認知症、脳梗塞、糖尿病の患者さんには頻繁にみられます。 また、直腸癌や痔核の手術、お産のあと等には、肛門外側の筋肉が衰え、便意が出てもトイレに行くまで我慢で...
腸のはなし

発酵食品

無形文化遺産、和食 わが国の和食が無形文化遺産に認定されたのは、高温多湿な風土に根付く発酵食品文化が高く評価されたことにあるといえましょう。 発酵とは微生物(酵母、酵素、細菌)によって食物中のデンプンや蛋白質が分解され、健康によい成分が作り...
腸のはなし

餌を与えて善玉菌を増やそう

プレバイオティクスとは 善玉菌である乳酸菌を直接とりいれるのではなく、餌であるオリゴ糖や糖アルコールを摂って善玉菌を増やそうとする方法で、プレバイオティクスと呼びます。 オリゴ糖は3種類以上10種類までの比較的少ない糖類が結合した化合物で、...
潰瘍性大腸炎の最新治療

潰瘍性大腸炎とは?

特別な誘因がなく、大腸の粘膜に無数のびらんや潰瘍が連続性に発生し、何年にもわたって、良くなったり悪くなったりを繰り返す病気です。 最初は直腸に潰瘍が発生しますが、徐々に奥の方へ向かって病変が広がり、放置すると大腸全域にびらんや潰瘍をつくって...
潰瘍性大腸炎の最新治療

潰瘍性大腸炎の症状とは

最初は原因不明の腹痛と、排便時にドロッとした粘液が出現し、下痢傾向となります。 さらに病気が進行すると、便に赤い血が混じるようになり、ほっておくと出血がひどくなり、下痢の回数も10回~20回と頻繁になります。 この状態が続くと腹痛も強くなり...
潰瘍性大腸炎の最新治療

潰瘍性大腸炎の診断

まずは血性の下痢や腹痛などの症状を参考に白血球・CRP・蛋白分画などの血液検査をおこないます。 ついで大腸内視鏡検査をおこない、生検組織を採取して確定診断します。 注腸X線検査は徐々に行われなくなってきていますが、病変の分布状況・潰瘍の深さ...
潰瘍性大腸炎の最新治療

潰瘍性大腸炎 第1の治療薬 “5ASA製剤”

5ASA製剤とは 5ASA(アミノサルチル酸)は炎症性細胞から放出される活性酸素を消去し、ロイコトリエンの生合成をおさえて、大腸粘膜の炎症を抑える潰瘍性大腸炎の切り札ともいえる薬剤です。 メサラジンとは 現在、サラゾピリンとメサラジン(ペン...
潰瘍性大腸炎の最新治療

潰瘍性大腸炎 左側大腸~全大腸炎型(中等症)の治療

まずは5ASAを十分に投与 5ASA(ペンタサ、アサコール、リアルダ)を十分量使うことを基本とします。ペンタサなら4g/日、アサコールなら3.6g/日、リアルダなら3.6g/日まで投与できます。 ステロイドを追加投与 経過を見ながら、ステロ...
潰瘍性大腸炎の最新治療

潰瘍性大腸炎の食事療法

症状が落ち着いている時期は、普通食でかまいません。 下痢や血便がひどいときは、お粥やうどんを主食にし、消化のよい煮魚・さしみ・軟らかい肉・卵・豆腐など、高タンパクで栄養価の高い食品をとるようにします。 野菜・芋類はよく煮て摂り、炒め物・揚げ...
潰瘍性大腸炎の最新治療

潰瘍性大腸炎 仕事・運動はどのくらい可能か?

症状のない寛解期には、仕事、運動とも特に制限はありません。 しかし、下痢・出血・腹痛がつよい時期は、運動はしないようにしてください。 仕事は軽作業からはじめ、症状が悪化しなければ徐々に増やしていくようにしてください。
栄養ミニ知識

海のミルク “牡蠣(かき)”

牡蠣は「海のミルク」とも呼ばれるほど栄養価が高く、とくにタウリン・グリコーゲン・亜鉛が豊富に含まれています。 タウリンはアミノ酸の一種で、肝臓の働きを助け、心臓の興奮を抑えて血圧を安定化させ、血栓ができないように予防します。また体内の老廃物...
感染症

小児が罹る“ロタウイルス胃腸炎”

乳幼児の嘔吐下痢症の原因としてもっともよく知られているのが、ロタウイルス胃腸炎です。 3月から5月にかけて流行し、潜伏期は1~3日、嘔吐と下痢に加え発熱、腹痛をおこしてきます。下痢は数日つづいて治りますが、まれに重症化して脳症,脳炎をおこす...
栄養ミニ知識

ポリデキストロース

ポリデキストロースは、トウモロコシから人工的に作られた食物繊維で、その働きは天然の食物繊維とまったく変わらず、極めて安全な食材です。 ブドウ糖、ソルビトールにクエン酸を加えて作るため、ほとんど無味・無臭で甘味はありません。エネルギーも1gで...
感染症

ノロウイルス感染症

おもに11月から3月にかけ、嘔吐と下痢、腹痛を起こすウイルスです。カキなどの二枚貝(ウィルスで汚染された海水を取り込み、濃縮している)やサラダを、生あるいは十分に加熱調理しないで食べると、ヒトの小腸で繁殖し1~2日して急性胃腸炎をおこしてき...
ガンの基礎知識

放射線障害

放射線とはウランやプルトニウムなどの放射性物質から放出された波長の短い電磁波(X線、ガンマ線)や高速の粒子線(アルファ線、ベータ線、重粒子線、中性子線など)をいいます。 からだが放射線照射をうけると、まず最初に細胞の増殖が活発な胃腸や骨髄、...
感染症

マダニが媒介する感染症 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、SFTSウイルスを保有しているマダニに咬まれることにより感染する病気です。 中国では2007年頃から流行し2010年9月に35名の死者が発表されました。 日本でも2013年になってから感染の報告が相次...
健康ミニ知識

キシリトール

キシリトールとは、トウモロコシの芯やワラに含まれるキシロース(炭素原子5個をもつ単糖類)から作られる糖アルコール(糖に水素が2個くっついたもの)の一種で、低カロリー甘味料です。 甘味は砂糖とほぼ同じくらいあり、甘味料として利用されるほか、溶...
健康ミニ知識

オリゴ糖

これ以上分解できない最も小さい糖質を単糖類といい、ブドウ糖や果糖などが該当します。 その単糖類が3~10個ほどくっ付いたものをオリゴ糖と呼んでいます。 ちなみに単糖類の2個くっついたものが二糖類で、ブドウ糖と果糖のくっ付いたものが砂糖、ブド...
感染症

夏風邪

湿度の低いところで流行る冬の風邪に対し、湿度の高い環境を好むエンテロウイルスやアデノウイルス、コクサッキーウイルスなどによる夏の風邪を「夏風邪」といいます。 暑さやクーラーのかけ過ぎによって疲労や食欲不振、寝不足の状態になると免疫力が低下し...
免疫のはなし

食物アレルギー

アレルギー体質があると、食物に含まれるある特定のタンパク質に過剰に反応してIgE抗体をつくり、摂った食物との間にアレルギー反応をおこすことがあります。 多くは食後数時間で蕁麻疹が出現します。 あるいは咳や喘息など呼吸困難をおこしたり、腹痛、...
心理学のはなし

仮面うつ病

うつ病でありながら憂鬱・意欲の低下・自殺観念等のうつ症状が目立たず、疲労感・頭痛・肩こり・食欲低下・下痢・発汗・動悸・しびれ・めまいなどの身体症状が前面に出てくる場合があります。 この場合、症状が多彩なため、うつ症状がマスク(仮面)されてし...
感染症

食中毒

食中毒とは細菌やウイルスが付着した食品や,有害な物質が含まれた食品を食べることによって,腹痛・下痢・発熱などが発生した場合をいいます。 通常,人から人に直接うつることはありませんが,腸管出血性大腸菌O157,赤痢菌,ノロウイルスなどは感染力...
核医学のはなし

放射線障害

放射線とはウラン、ラドン、プルトニウムなどの放射性物質から放出された波長の短い高エネルギーの電磁波(X線、ガンマ線)や高速の粒子(アルファ粒子、ベータ粒子、中性子)をいいます。 原子は電気的にプラスの陽子と中性の中性子からなる原子核のまわり...
健康ミニ知識

自家中毒

自家中毒は、食あたりによる中毒という意味ではなく、子供が遠足や運動会、あるいは風邪をひいたり嘔吐下痢などで、溜まったストレスが引き金になって発病します。 自家中毒にかかると風邪をひいたようにだるく、食欲がなくなり、吐き気がおこってきます。 ...