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肝臓の病気

肝臓の病気

肝臓の病気

肝臓の病気とは

肝臓病の主役はウイルス性肝炎であり、肝炎から肝硬変さらには肝臓ガンへと連続して進行するやっかいな病気です。
肝臓の病気

肝臓はどんな働きをしているのか

肝臓は「沈黙の臓器」とよくいわれるように、とても我慢強い臓器です。 多少無理をしても文句ひとついわずに黙々とその仕事をこなします。 このため、肝臓が悲鳴を上げたときには、すでに手遅れになっているという危険があります。 肝臓は、栄養分(たんぱ...
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なぜ肝臓がわるくなるか?

以前は肝臓が悪くなるのは過労やアルコールが原因と考えられていましたが、研究が進むにつれ、肝臓病の80%は肝炎ウイルスが原因であり、残りがアルコールや薬物などによる肝障害であることが明らかになりました。 アルコールや薬物で肝臓を悪くする人は意...
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日本のウィルス性肝炎

我が国のウィルス性肝炎はほとんど次の3種類に限定されます。 A型肝炎ウィルスは口から感染します。 井戸水や牡蠣(カキ)などが感染源になりやすく、集団発生する傾向があります。 しかし1度かかると2度と発病せず、慢性化することもなく完治します。...
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ウィルス性肝炎はどういう経過をたどるか?

ウイルスに感染してから数週間から数ヵ月後、または、薬剤を初めて投与されてから数週間後に発症するものを急性肝炎と呼びます。 主な症状は倦怠感、吐き気、食欲不振、黄疸などで、血液検査によって診断します。 急性肝炎の治療法は入院して安静にし、点滴...
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肝炎ウイルスのキャリアとは

出産時や病院での針刺し事故、ボディーピアス、入れ墨、鍼灸などで肝炎ウイルスが体に入ると、20~30%の人は自然に排除されてしまいますが、70~80%の人は体に残ってしまいます。この状態を肝炎ウイルスのキャリアといいます。 ただ、ほとんどの場...
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肝臓の検査とは

肝臓病の検査には肝障害の程度を調べるための血液検査と生検組織検査、もうひとつは肝ガンの有無を調べる超音波、CT、MRIなどの画像検査があります。 血液検査(肝機能検査) GOT、GPT、LDH GOT、GPTは「トランスアミナーゼ」とよばれ...
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B型肝炎の診断はどうするか?

血液検査によって肝機能の状態とB型肝炎の状態を示すウイルスマーカーを測定します。 肝機能検査では、肝細胞中のGOT、GPTなどの酵素が血液中にどのくらい出ているかを測定し肝細胞の破壊の程度を調べます。 また、ウイルスマーカー検査は以下のとお...
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B型肝炎の予後

おとなが医療従事者の針事故などによる感染、刺青やピアスでの感染、セックスによる感染などでB型肝炎ウイルスに感染すると1~6カ月の潜伏期間をおいて発症しますが、最終的には、ほとんどの人が完全に治ります。 このように、成人のB型肝炎の場合、急性...
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肝炎ウイルス キャリアの感染予防

B型肝炎はC型肝炎にくらべ血液中のウイルス量が1万倍もあり、感染力が強いので、B型肝炎のキャリア(ウイルスを持っている人)は、とくに他人にうつさないために注意が必要です。 1.乳幼児に口移しに食物を与えない。 2.献血をしない、臓器や組織を...
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B型慢性肝炎の治療

B型慢性肝炎の治療法は、抗ウイルス療法(インターフェロン、核酸アナログ)が中心です。 インターフェロン療法はHBe 抗原陽性で、GPT 値が上昇(100以上)した活動性慢性肝炎が適応になりますが、ウイルスの増殖を抑える力はさほど強くありませ...
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肝臓を守る食事

肝臓の働きが悪くなると 糖質をはじめとして蛋白質・脂質の 体内での代謝異常がおこるため それを補うためにも十分な栄養素の確保が必要となります。 一日3食 朝食は必ず摂るようにし、糖質・蛋白質・脂質・ビタミン・ミネラル・食物繊維をまんべんなく...
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C型肝炎とは

C型肝炎ウイルスの多くは、針刺し事故や針灸、ピアス、入れ墨などで感染しますが、B型肝炎ウイルスにみられる性行為による感染や母子感染はあまりみられません。 C型肝炎ウイルスに感染した場合、約3割の人はウイルスが体から排除され自然に治ります。し...
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C型肝炎ウイルスの特徴

C型肝炎ウイルスはそれが持っている遺伝子の違いにより主に1a、1b、2a、2bなどのタイプに分類されています(これを遺伝子型=ジェノタイプといいます)。 日本人に多いのは1b型で約70%、2a型、2b型がそれぞれ20%、10%程度で、1a型...
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なぜC型肝炎ウイルスに感染するか?

C型肝炎ウイルスは血液を介して感染します。 感染者の多くは、一昔前の輸血や血液製剤、あるいは予防接種での注射針の回し射ちなどで感染したものと考えられています。 現在ではこのような感染源は絶たれましたが、ピアスや入れ墨、不衛生な鍼治療、覚せい...
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肝炎ウイルス キャリアといわれたら

C型肝炎ウイルスを持ったまま、無症状で肝機能にも異常がないというひとは、わが国には実に100万人以上いるといわれています。 しかし、その大多数の人が肝臓の組織を調べてみると、すでに軽度の慢性肝炎になっています。 つまり一生キャリアのままとい...
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C型肝炎ウイルスに感染しているかどうかを調べるには

血液検査では、まずHCV 抗体の有無を検査します。 HCV抗体とはC型肝炎ウイルス(HCV)の遺伝子でつくられたタンパク質に対する抗体です。 HCV 抗体陽性ということは、現在ウイルスに感染している場合だけでなく、既に治ってウイルスがいなく...
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C型肝炎の診断

肝臓は沈黙の臓器といわれ、疲れやすいという以外、なかなか症状がみられません。したがって、C型肝炎ウイルスに感染しているかどうかは、検診などで血液検査をうけなければ判明しないのです。 検査は、血液中にHCV抗体があるかどうかを調べる「HCV抗...
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C型慢性肝炎の治療

原則としてまずC型肝炎ウイルスを体から排除するのを目指す治療法が選択されます。以前はインターフェロンと呼ばれる薬を使った治療が中心でしたが、最近ではインターフェロンを使わない「インターフェロンフリー治療」が主流となっています。 インターフェ...
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肝硬変とは

長期にわたって肝臓に炎症が続き、柔らかい肝細胞が破壊・修復を繰り返すと、肝臓は火傷後のケロイドに似て硬くなります。この状態を肝硬変と呼びます。 進行すると、黄疸、腹水、吐血などが出現します。さらに進むと、肝不全といって意識障害や尿が出ない、...
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肝硬変の原因

肝硬変の80%は、肝炎ウイルスを原因としています。ウイルスの内訳はC型肝炎ウイルスが65%、C型肝炎ウイルスが15%程度といわれます。 アルコールが原因で肝硬変になる人は意外と少なく、肝硬変全体の10%ぐらいだといわれています。 残り10%...
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肝硬変の症状

肝臓は有り余るほどの予備能力をもっているため、相当のダメージをうけても、残りの部分がカバーして症状は出てきません。 この症状のない時期を代償性肝硬変と呼び、倦怠感、食思不振以外には特に目立った症状はありません。 ところが、肝臓の予備力がなく...
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肝硬変の診断

肝硬変は、血液検査や画像診断によってほぼ診断できますが、確定するためには肝臓を直接観察する腹腔鏡検査と、肝生検という組織検査が必要です。 血液検査 肝硬変ではGOTがGPTより高くなるのが一般的で、その差が大きいほど肝硬変は進行しています。...
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肝硬変の治療法

肝硬変は元に戻すことはできないため、肝硬変の進行を食止めることを目的としています。 体調に支障がない代償期の治療は、規則正しい生活、バランスのとれた食事が基本となります。 定期的に検査を受ける以外は特別な治療は行われないのが一般的です。 非...
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脂肪肝になったとき

肝臓に脂肪が溜まった状態を脂肪肝といいます。 症状は食欲の低下や倦怠感を覚える程度で、特徴的なものはありません。 診断は超音波検査でほぼできますが、正確には組織をとって調べる必要があります。 脂肪肝はいろいろな原因でおこるため、治療もそれに...