卵は全食品中、最もすぐれた蛋白質食品ですが、そのほか脂肪・ミネラルおよびほとんどすべてのビタミン(ビタミンCを除く)を含む、極めて栄養価の高い食品です。
しかし、いくらとってもよいというわけにはいきません。
私達のからだはコレステロールを沢山とったからといって、すぐ血液中のコレステロールが上がるというわけではありませんが、動脈硬化を予防するという観点からとってもよいコレステロールの量は、1日300㎎までとされています。
したがって、1日1コ以上の卵はひかえたほうがいいでしょう。
また、調理法に関しては、生卵やゆで卵に比し、半熟卵が消化吸収によいという理由で推奨されますが、実際にはそれほど差はありません。
また、ステーキや揚げ物など脂肪の多い食品を卵と一緒にとると、コレステロールは上昇しやすくなります。
ベニバナ、ヒマワリ油などの植物油や食物繊維の多い野菜・きのこ、またビタミンEの多い大豆などと一緒にとることをおすすめします。