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すい臓の病気

すい臓の病気

すい臓の病気

膵臓癌をひきおこす膵嚢胞 “IPMN”とは?

膵嚢胞とは 膵嚢胞は、膵臓にできる水疱のようなもので症状はなく、超音波やCTなどで偶然発見されます。 このうち膵炎や膵外傷後に生じた嚢胞を仮性嚢胞といい、自然消失するものもありますが、膵管とつながっている嚢胞では、膵液が流れ込むためさらに大...
すい臓の病気

膵臓の病気とは?

正常膵臓 膵臓の中には膵管が木の枝のようにはりめぐらされており、消化酵素を含む膵液は、ここを通って十二指腸へ運ばれます。 また一方で、膵臓内ではインスリン、グルカゴンなどのホルモンがつくられています。 急性膵炎 アルコールの多飲や胆石などに...
すい臓の病気

膵臓はどのような働きをしているか?

膵臓は消化酵素と内分泌ホルモンの分泌という、2つの大きな仕事をしています。 消化酵素を分泌する ひとつは、膵臓の外(十二指腸側)に向かって1日2リットルもの膵液(トリプシン、アミラーゼ、リパーゼなど)を分泌しています。 膵液のなかのトリプシ...
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急性膵炎とは?

急性膵炎は、60歳代の男性、70歳代の女性に多くみられ、男性は女性の約2倍、年間約7万人の受診者がいるといわれます。 症状の特徴は、突然、みぞおちに激痛が発生し数日間持続します。吐き気や嘔吐をともなうことが多いようです。 絶食でいるとすぐに...
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急性膵炎の診断

飲酒後などに急激な上腹部の腹痛発作があり、血液や尿中にリパーゼやアミラーゼなど膵酵素の上昇があると、急性膵炎が疑われます(ただし、腹痛のない急性膵炎が約10%あります)。 また、超音波検査を直ちに行い、膵臓の腫大や膵臓周囲の炎症性変化を確認...
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急性膵炎の治療

しばらくは絶食 急性膵炎で膵臓が腫れ、膵臓周囲に炎症が及んでいる場合には、絶食で点滴による水分補給を行います。とくに急性膵炎ではしばしば脱水をおこすため、大量の輸液が必要になることが少なくありません。 また腹部の激痛を取り除くために、非ステ...
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なぜ慢性膵炎になるか?

なぜ慢性膵炎になるか? 慢性膵炎で病院を受診する患者さんは年間7万人と、急増している状況にあります。性別では男性が女性の5倍近くを占めています。 原因としては、アルコールが男性の8割、女性の3割を占めています。アルコールに加え喫煙すると、さ...
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慢性膵炎の診断

慢性膵炎を疑う症状 アルコールを多飲する男性でみぞおちの痛みを繰り返す場合、また脂っこい食事やアルコールを飲んだ後、左の上腹部痛や背中の痛みを来たす場合、慢性膵炎の可能性が考えられます。 女性では飲酒歴のない場合が多いことに注意が必要です。...
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慢性膵炎の治療

慢性膵炎では膵臓の働きが比較的保たれている時期と、ほとんど働かなくなった時期にわけて考える必要があります。 1.膵臓の働きが保たれている時期 この時期には腹痛を繰り返すのが常ですが、消化吸収はなんとか保たれています。 痛みの強い時期には鎮痙...