急性膵炎の診断 すい臓の病気 2007.05.212021.02.03 飲酒後などに急激な上腹部の腹痛発作があり、血液や尿中にリパーゼやアミラーゼなど膵酵素の上昇があると、急性膵炎が疑われます(ただし、腹痛のない急性膵炎が約10%あります)。 また、超音波検査を直ちに行い、膵臓の腫大や膵臓周囲の炎症性変化を確認することが大切です。胆石や総胆管の拡張があれば、さらに診断がはっきりします。 それでも診断困難な場合は、CTやMRIを施行し、膵臓の変形や腫大のほか、仮性嚢胞ができていないか、後腹膜にかけ液体の貯留や腸間膜の脂肪織濃度が上昇していないかを観察します。