肺がんの原因で最も重要なのはタバコです。
肺ガンの80%が喫煙によるものといわれており、紙巻タバコの煙には、ベンゼンなど百以上もの発癌性物質が含まれています。
喫煙の本数が多いほど、また喫煙期間が長いほど肺癌に罹患する可能性は増大します。
受動喫煙は他人の吸ったたばこの煙を吸い込むことで、非喫煙者の肺ガンはほとんどこれが原因と考えられています。
喫煙者が肺ガンになる確率は、喫わないひとの10~30倍になるといわれています。
今話題の石綿(アスベスト)は耐久性、耐熱性、絶縁性に優れ安価であるため、建設資材、電気製品をはじめ多用途に用いられてきました。
しかし、飛散したアスベストの粉を吸いこむと20年以上経ってから肺ガンや中皮腫を引き起こすことが知られるようになり社会問題となっています。
さらにディーゼルなどの化石燃料による大気汚染物質も肺ガンの原因になりうると危惧されています。