DIET

食養生の心得

どんな芋を選べばよいか

芋は太ると考えられがちですが、実際には量のわりにエネルギーは多くありません。

芋のなかでは、さつまいもが他の芋類の2倍の糖分を含み、ビタミン類も一番豊富にもっています。

また繊維も多く、便秘の予防にもなります。

ただタンパク質が少ないという欠点があります。

じゃがいも(馬鈴薯)は、さつまいもに比しややビタミン類は劣りますが、カリウムやビタミンCが豊富で糖分が少ないため、肥満のかたにお勧めです。

やまのいも(自然薯・じねんじょ)は山に自生する野生種で、山菜の王者と呼ばれています。

粘りが強く、すりおろしてとろろにする調理法が中心です。

アミラーゼを多く含み消化吸収を助けるほか、ミネラルやビタミンが豊富です。

さらに自然薯に含まれるディオスゲニンと言う物質には、若さの維持や男性ホルモンを作るDHEAという神経ホルモンを増やす働きがあります。

さといもは、里で栽培されるところからこの名があります。

芋類のなかでは低カロリーで、たんぱく質やビタミンB1、カリウムも含んでいますが、じゃがいも、さつまいもほどは多くありません。