サプリメントという言葉は「補足」、「追加」という意で、足りない栄養素を補助する食品という意味です。
なんらかの理由で食事がとれない場合、不足する栄養素だけを補うために用いられます。健康なひとが、さらに健康に良いと思って飲むものではありません。
サプリメントはビタミンやミネラル、タンパク質、アミノ酸、脂肪酸などの栄養素とファイトケミカルやハーブ類、動植物の有効成分などに大別されます。
代表的なものは以下のようになります。
- ビタミン
- ミネラル
- アミノ酸
- 必須脂肪酸
ビタミンA ビタミンB ビタミンC ビタミンD ビタミンE ビタミンH ビタミンK ビタミンP ビタミンU
亜 鉄 銅 クロム セレン マグネシウム カルシウム カリウム ナトリウム コバルト コバラミン モリブデン ヨウ素 リン
トリプトファン スレオニン ロイシン イソロイシン リジン メチオニンフェニルアラニン ヒスチジン アスパラギン セリン プロリン グルタミン チロシン
αリノレン酸 EPA DHA アラキドン酸 ガンマリノレン酸
通常サプリメントは、錠剤、カプセルの形をとり、薬剤に似るため薬のイメージを持たれがちですが、決して薬ではなく、食品です。
サプリメントは健康食品(健康補助食品)と重なる部分が多いのですが、複数の栄養素がつまった食品ではなく、ある特定の栄養素だけが凝縮されているので、健康によいと思って摂りすぎると、かえって健康を損なってしまいます。
たとえばビタミンB群、ビタミンCなどの水溶性ビタミンは摂りすぎても尿で排泄されますが、ビタミンA,D,E,Kなどの脂溶性ビタミン)は摂りすぎると尿に排出されにくく、過剰症をおこしてしまうのです。
できれば医師に相談してから摂るようにしてください。