糖化を防ぎ、からだの老化を遅らせるには、以下の5点について食生活を見直してみてください。
①AGEsの多い「こんがりキツネ色」の食品を摂らないようにします
唐揚げ、ステーキ、ホットケーキ、フランクフルト、ベーコン、 焼き魚、マヨネーズ、ドーナツ、ポテトチィップス
②スイーツを避ける
一挙に血糖が上がると、血中のブドウ糖が体内のタンパク質を糖化し始めます。ただし摂り過ぎなければ、早めに血糖が下がるため、もとの健康なタンパク質に戻ることができます。しかし長時間スイーツを摂りつづけ、血糖値が上がったままになると、AGEsが発生してきます。
③煮る・蒸す調理がよく、焼く・炒める調理は避ける
高温での調理が長く続くほどAGEsの発生が多くなります。
肉類を煮た場合、AGEsの含有量を1とすれば、フライパンで焼くと約5倍、から揚げでは約10倍になります。また、電子レンジで温め直すと、そのたびにAGEsの量が増加するので、注意してください。
④食事はまず野菜から始める
野菜を先に食べるだけで、食物繊維がその後食べる糖分の吸収を遅らせるため、血糖値の上昇が抑えられ、かつ高血糖が続く時間を減らすことができます。このため、からだの糖化を防ぐことができるのです。
⑤食後1時間目、ウオーキングなど軽い運動を30分ほどおこなう
血糖値が最も上がる食後1時間目を目標に、血糖値を下げる軽い運動が必要です。血糖値を急激に上げないことも大切ですが、血糖が上がったままにしないことも、同じくらい重要なのです。外出できない方は、家事や階段の昇降などでもかまいません。食後、体を動かすくせをつけてください。