Positron Emission Tomographyの略です。
ブドウ糖に、陽電子(ポジトロン)を発する放射性物質を目印としてつけ、血管に注入するとガンの増殖しているところはブドウ糖を多量に消費しているため、放射性物質がたくさん集まり、ガンの部分だけが写し出されます。
このようにして隠れている小さなガンを見つけようとするものです。
ただしPETはガンの存在を発見するのが目的で、CTやMRIのようにガンの姿かたちを捉えることはできません。
またPETはガンばかりでなく、心臓を検査することにより心筋の血流状態を把握することができ、また脳の検査では脳の代謝や脳血流を調べることにより、脳腫瘍、脳血管障害、痴呆、脳動脈瘤などの診断にも寄与しています。