食事療法や運動療法をせず、ひたすら薬のみに頼っているかたは、だんだん下剤が効かなくなって、もはや効く薬がないという事態に至ります。
下剤の多くは腸を刺激して動きを活発にする薬ですから、長期間飲んでいると、だんだん効き目は落ちてきます。
そのうえ、メラニンという色素が腸の粘膜にくっついて炎症を起こしやすくします。
この弊害を絶つには、まず今飲んでいる薬は思い切ってやめることです。
そして自分がどのタイプの便秘であるかを考え、それに応じた治療をうけることです。
原則として、医師の管理下で治療をうけられることをお勧めします。
そして、1年かけて治すぐらいのつもりで取り組む必要があります。