小児に特有の腹痛としては、学校ぎらいや家族の関心を得られない子に、臍疝痛(さいせんつう)という病気があります。
治療はしなくても、精神的に満足が得られれば治ります。
また、1歳以下の乳児に嘔吐・血便がみられる場合には、腸重積という腸のつまる病気があります。
早ければ、手術しなくても治すことが出来ます。
また、小児の虫垂炎では、熱がでて、むずがるだけであるとか、おなかの痛がる場所がはっきりしないことも多く、手遅れになる危険があるため、わけの分からない熱や痛みに対しては、専門医に診てもらうようにしてください。