1型糖尿病
15歳以下の子供、特に思春期の時期に多くみられます。
膵臓でインスリンを作っている細胞が破壊され、インスリンが出なくなってしまうタイプです。
自己免疫疾患(からだに侵入しようとする病原菌などを無力化するための免疫力が、自分のからだに向かって働いてしまう病気)や、ウイルス感染などにより、突発的に発病するといわれています。
食生活、運動不足、遺伝とは関係なく発症するため、予防は困難です。
糖尿病全体の5%以下と多くはありません。
2型糖尿病
インスリン分泌が低下はしているものの、量や働きが不十分なタイプです。
インスリン抵抗性(細胞のインスリン感受性が低下)により、作用が不足しているケースもあります。
主な原因は暴飲・暴食、運動不足による肥満です。
肥満が進行すると、血糖値を下げるのに必要な多量のインスリンを分泌できないため、糖尿病になってしまうのです。
日本では圧倒的に2型糖尿病が多く、成人に多くみられますが、最近は肥満児の発症が増加しています(小児糖尿病) 。
両親が糖尿病でなくても発症しますが、遺伝性が強くみられます。
両親共糖尿病の場合は75%以上、片方が糖尿病の場合では25%以上の確率で発症します。