胃のポリープとは胃のなかにできる良性のイボのことです。
そのほとんどは、過形成性ポリープや腺腫、胃底腺ポリープと呼ばれるものです。
過形成性ポリープ
ポリープの大多数を占める。
大きくなると茎ができたり、房状になったりする。
しばしばいちごのように赤くなる。
ガンになることは稀(ガン化率2%程度)。
腺腫(異型上皮)
白っぽく平べったい隆起で、小さいものが多いが、2cm以上になるとガンを合併しやすい(ガン化率15%)
ブドウの房の形をして巨大化するものがある。
胃底腺ポリープ
胃の入り口付近に多発する小さなポリープ
家族性大腸腺腫症に伴ってみられることがある。
ガンにはならない。
ガンとの鑑別
ガンは小さくても表面がまだら模様であったり、けばけばしいほど赤さが目立ったり、デコボコして硬いなどの特徴がある。