カモが保有しているインフルエンザウイルスは頻繁に遺伝子の変異を起こしています。
このインフルエンザウイルスのうち、病原性が強いH5N1亜型インフルエンザウイルスがカモの糞を媒介にしてニワトリや七面鳥等に感染を繰り返していると、そのうち突如として恐ろしく強力なインフルエンザに変身し、一挙に多数の鳥を死亡させることがあるのです。
これが高病原性鳥インフルエンザです。
このウイルスがニワトリ・アヒル・七面鳥に感染すると特に腸管で増殖し、食欲がなくなり、下痢・首が曲がる・顔や脚が腫れる・皮下出血などの症状が出現し、呼吸困難になり衰弱死していくのです。