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心理学のはなし

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アダルトチルドレン

アダルトチルドレンとは アダルトチルドレンは病名ではありません。 アダルトチルドレンとは、もともとアルコール依存症の親を持つ子供のなかで、親の愛情不足や虐待により性格がゆがめられ、普通に社会生活を送りにくい人々をさしていました。 その後アル...
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ピグマリオン効果(教師期待効果)

教師(上司)が生徒(部下)に対して、成績(業績)が上がる期待を示すと、生徒(部下)はその期待に応えようと頑張り、着実に成果を挙げることが多い。 心理学者ロバート・ローゼンタールによれば、「人は期待された通りの成果を出す傾向がある」というので...
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社会的手抜き(リンゲルマン効果)

社会的手抜きの心理 ある仕事に取り組む場合、ひとりでやる場合は精一杯の努力をするが、大勢で取り組むと、ひとりひとりのパワーは、人数が増えるほど少なくなるという理論です。 つまり、大勢になればなるほど、他の人がなんとかしてくれるだろうという手...
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カタルシス効果

カタルシスとは、ギリシア語で「浄化」を意味します。 わたしたちは、心の中に渦巻く不安、恐怖、苦悩などの感情を、信頼する人の前で吐き出すことによって苦痛が軽減し、安堵感を得ることを経験します。 この「心が浄化された」という気分を、精神科医のフ...
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リスキー・シフト

イギリスがEUを離脱したという衝撃的なニュースが報道されたとき、英国内では「こんなことになるんだったら、反対票を投じておくんだった」と嘆く声が、あちこちで聞かれました。 しばらくして米国でも、泡沫候補といわれたトランプ氏が、おおかたの予想を...
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現代病“燃え尽き症候群”(バーンアウト症候群)

今まで熱心に仕事などに打ち込んでいた人が、思ったような成果を挙げられないとか、正当な評価を得られなかったとき、突然、燃えつきるように無気力状態に陥ることをいいます。 被災者援助や介護、看護で献身的に働いているひと、仕事第1主義のビジネスマン...
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確かにある“プラセボ”(偽薬)効果

プラセボとは、本物の薬のように見えますが、じつは有効成分がまったく入っていない偽物の薬をいいます。 新しい薬の開発にあたり、治療薬が有効か否かを調べるテスト(臨床試験)を「治験」といい、その治験薬が有効かどうかだけでなく、安全かどうかも確か...
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児童虐待防止法

18歳未満の児童に対し、心身を傷つけ健全な成長を妨げる行為を児童虐待といいます。 子どもが人格形成をする大切な時期に虐待を受けると、心身に重大な影響を及ぼすことが分かっています。 とくに幼少期に虐待を受けると、その子が成人してから子供たちを...
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仮面うつ病

うつ病でありながら憂鬱・意欲の低下・自殺観念等のうつ症状が目立たず、疲労感・頭痛・肩こり・食欲低下・下痢・発汗・動悸・しびれ・めまいなどの身体症状が前面に出てくる場合があります。 この場合、症状が多彩なため、うつ症状がマスク(仮面)されてし...
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パニック障害

満員電車やデパートなど混雑している窮屈な場所や車道や広場などを歩行中、突然激しい動悸や発汗・息切れ・めまいなどの自律神経症状が出現し、このまま死んでしまうのではないかという不安感におそわれる病気です。 この発作はパニック発作と呼ばれ、20~...
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ユングの「無意識」

夢の分析 フロイトとならんで、精神心理学の巨匠といわれるユングも夢の分析に重きを置きました。 ひとの心は意識世界と無意識世界からできているため、心の病を治療するには、無意識世界をも観察しなければならない。ところが、本人ですら把握できていない...
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フロイトの「無意識」

今から100年前、精神科医のフロイトは患者との対話のなかで、ひとの行動や心理の裏には無意識というものが働いており、その無意識というものが人間を動かしている。 こころの病の原因はその無意識のなかにあるのではないかと考えました。 近代哲学の祖・...