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潰瘍性大腸炎の最新治療

潰瘍性大腸炎(難治例)の治療

 

ステロイド療法が不成功に終わる難治例には、次の2つのケースが考えられます。

1.ステロイドが効かない(ステロイド抵抗性)とき

比較的軽度なら、血球成分除去療法を選択します。

重症度高度なら、タクロリムス、抗TNF-α抗体、シクロスポリン持続静注などを試します。

2.ステロイドがやめられない(ステロイド依存性)とき

アザチオプリン(イムラン)50~100mg/日、または 6-MP(ロイケリン)30~50mg/日を併用し、1~2ヶ 月後、ステロイドを減量し、中止をめざします。

効果がなければ、血球成分除去療法、タクロリムス、抗 TNF-α抗体を試みます。