からだの脂肪組織に正常以上に脂肪が蓄積した状態が肥満です。
成人のエネルギー摂取量はさほど増えていませんが、生活が便利になり消費エネルギーが減ったため、ややもすると気付かないうちに肥満になってしまいます。
男性の場合、年々、肥満者の割合が増え、とくに30代から60代の肥満者は30%を超えています。
逆に女性では、20年前に比べるとどの世代でも肥満者が減っており、10年前と比べても40~50代では肥満者の割合は減っています。
やはり男性のほうが自己コントロールできていないようです。
肥満の診断は従来は標準体重(身長[cm] – 100)× 0.9)の10%以上という簡便な方法が用いられていましたが、医学的根拠に基づいていなかったため廃れ、現在ではBMI(体格指数)によるか体脂肪率による診断法がとられています。