KEKKAKU

結核のはなし

どうして結核にかかるのか?

痰の中に結核菌を出していない場合には、まわりの人に感染する心配はありません。

大量の結核菌が痰の中に出ている(排菌している)患者さんの咳により、結核菌が空気中に飛び散り、周りにいる人がそれを吸い込んで感染します。

しかしたとえ結核菌をまき散らしていても、いったん結核の薬を飲み始めると痰の中の菌は激減し、周りの人に感染する危険はほとんどなくなります。

また結核患者さんの食器や持ち物など使ったからといって結核がうつることはありません

ですから気付かないで放置されている結核患者さんをいかに早く発見するかにかかっているといえます。

なかなか風邪症状がとれない場合には、一度医療機関を訪れ、結核の有無をテェックしてもらわなければなりません。

そしてもし結核の診断がつけば、本人が治療をうけることは勿論ですが、本人と接触のあった人たちもツベルクリン反応や胸部のX線検査をうけて、結核に感染していないかどうか調べる必要があります