DIET

食養生の心得

カルシウムはどのくらいとればよいか

バター
カルシウムは骨や歯の主成分で、血液の凝固、筋肉の運動、神経と筋肉の伝導に必要です。

1日の必要量は600㎎ですが、妊産婦や成長期の子供、あるいは骨粗籟症のかたには、800~1000㎎くらいのカルシウムが必要です。

牛乳や乳製品(バター・チーズ・シチュー・グラタン等)に含まれるカルシウムは、他のどの食品よりも吸収率が高く、牛乳1本(200㏄)には、200㎎のカルシウムが含まれています。

また、牛乳ほど吸収はよくありませんが、骨ごと食べられる小魚にもカルシウムが多いので、積極的にとって下さい。

また、豆腐・がんもどき・きなこ・おからなど大豆製品にもカルシウムが多いので、毎日とるようにして下さい。

海草は、1回に摂取する量は多くありませんが、こんぶ・ひじきなどに多くのカルシウムを含むため、積極的にとって下さい。

野菜では、小松菜・大根葉・ブロッコリー・ホウレンソウ・春菊・菜の花などの緑黄色野菜にカルシウムが多く、吸収率はさほどよくありませんが、1日3回食事ごとにとるようにして下さい。