IMMUNE

免疫のはなし

歳とともに衰える“免役力”

森林

免疫

免疫とは、細菌やウイルスなど外敵からからだを守る防衛システムのことです。

私たちの身の回りには、細菌の他にもタバコの煙、大気汚染など、からだに悪い物質が溢れています。そのような中で無事に暮して行けるのは、私たちのからだに備わった免疫力のおかげです。

つまり人体では白血球が全身をパトロールしながら流れており、侵入者があれば白血球のなかのリンパ球やマクロファージが直ちに捕らえてしまうか、サイトカインという物質(TNF-αなど)を出して殺してしまいます。

免疫力は20,30代がピークで、その後は歳とともに低下します。ただし、過労や睡眠不足、暴飲暴食が重なると免疫力は低下し、病気に罹りやすくなります。

規則正しい食生活

免疫力をつけるには、1日3回、決まった時間にバランスよく偏りのない食事を心掛ける必要があります。

食材には、活性酸素を除き白血球を活性化して免疫力を高めるフィトケミカルの多い野菜(玉ねぎ、キャベツ、大根などの淡色野菜のほうが多い)、果物、穀物などがお勧めです。

具体的には、ビタミンC(イチゴ、レモン)、βグルカン(シイタケ、エリンギ)、βカロチン(人参、ほうれんそう)、ビタミンB(玄米、そば)、ビタミンE(アーモンド、アボカド)、アリシン(ニンニク、長ネギ)、ルチン(そば)、イソフラボン(大豆)、アントシアニン(赤ワイン、ブルーベリー)、カテキン(緑茶)、クルクミン(うこん)などが挙げられます。

また、蛋白源としてはイワシやサンマ、アジなどの青背魚がもっともお勧めです。アルコールは少量なら問題ありませんが、量が過ぎると肝臓に負担がかかり、免疫力を弱めてしまいます。

その他、入浴や森林浴なども免疫力をアップさせることがわかっています。