なんでも口に入れる乳幼児のころ、ピロリ菌に感染するのではないかと予測されています。
乳児の胃は粘膜がみずみずしく柔らかで、胃酸の分泌も弱く、ピロリ菌にとってはこの上ない住みやすい環境なのです。
とくに5歳までの間は免疫能が十分備わっていないため、簡単にピロリ菌の侵入を許してしまうのではといわれています。
逆に、成人後は免疫力が十分あるため、ピロリ菌の侵入を阻止しやすく、しかも成人の胃は小児に較べると、粘膜が荒れてピロリ菌は住みにくいため、成人後にピロリ菌に感染することは、ほとんどなと考えられています。